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インド・ガネーシャ通信 NO.569 Blinkit(ブリンキット)のビジネスモデル
2026年7月15日
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インドをもっと知りたい方 必読!!!
<2001年8月3日創刊>
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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。
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東京は一昨日から35度にもなる真夏日です。
インド・デリーは37度前後になり雨季が近
づいているので、蒸し暑い日々とのことです。
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◇◆インド人からのインド便り No.154
インド・デリー在住
by-プレム・モトワニ
Prem Motwani
日印文化比較: Blinkit
(ブリンキット)のビジネスモデル
─利益の源泉は商品販売ではなく
「顧客接点」である ─
以前、この欄でインドのクイックコマース企業
「Blinkit」(インド式コンビニ)を紹介した。
注文から10分以内に食料品や日用品を
届けるというサービスであり、しかも多くの
商品は希望小売価格(MRP)より安く、
配送料も無料である。
このようなビジネスがなぜ成立するのか、不
思議に思う読者も多いのではないだろうか。
一般的に企業は商品を販売して利益を得る。
しかしBlinkitでは、食料品販売は物流費、
倉庫運営費、人件費などを考慮すると、本業
だけでは赤字である。その一方で、広告収入
が利益を生み出し、会社全体の収益を支えて
いる。
Blinkitは、自社のアプリを巨大な広告プラッ
トフォームへと進化させている。顧客が注文
する際、あるいは注文後に配送状況を確認し
ている数分間、画面には何度も広告やおすす
め商品が表示される。メーカーは自社商品を
優先的に表示してもらうために広告費を支払
う。さらに、特売商品や新商品の紹介、関連
商品の提案などもスポンサー広告として表示
される。これはスーパーマーケットでいう
「一番目立つ棚」に似ているが、デジタルの
世界では顧客一人ひとりに最適化された広告
を表示できる点が大きく異なる。
もう一つ興味深い仕組みがある。
商品を届ける際に、メーカーが提供する無料
サンプルが同梱されることがある。消費者に
とっては思いがけないプレゼントだが、メー
カーにとっては極めて効率の高いマーケティ
ング活動である。しかも、購入履歴に基づい
てターゲットを絞ることができるため、従来
のサンプリングよりも高い効果が期待できる。
Blinkitの広告収入はすでに100億ルピー規模
に達していると言われている。本業である食
料品販売の利益は限定的または赤字であって
も、広告収入が会社全体の利益を支える構造
になっているのである。
従来のテレビや新聞広告では、多額の広告費
を投入しても、その効果を正確に測定するこ
とは難しかった。一方、Blinkitでは広告を
見た顧客が数秒後に商品を購入したかどうか
まで把握できる。広告効果がリアルタイムで
可視化されるため、メーカーにとって非常に
魅力的な媒体となっている。
このような仕組みは、検索エンジンやSNSな
どのデジタル企業では一般的になりつつある
が、Blinkitはそれを日常の買い物に応用し
た点に大きな特徴がある。
経営の視点から見ると、Blinkitの競争力は
「10分配達」という単一の仕組みだけで生ま
れているわけではない。物流システム、需要
予測、在庫管理、デジタル技術、データ分析、
広告プラットフォーム、そして顧客体験が相
互に連携し、一つの経営システムとして機能
することで、他社が容易に模倣できない競争
優位を生み出しているのである。
デジタル時代においては、商品そのものより
も、顧客との接点、データ、情報、そして顧
客体験こそが新たな価値創造の源泉になりつ
つある。そして、このようなビジネスモデル
の革新こそが、これからの時代に企業が持続
的な競争力を築くための重要な方向性を示し
ていると言えるだろう。
【 了】
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【最後に】
日本で、時にはスーパーに行って買い物をし
ている人間には、夢のようなインドのBlinkit
(ブリンキット)システムです。インド在住
の石井博子には欠かせない日常生活の
便利システムだそうです。インドの都心では
日々の日常生活が変化しています。
★最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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