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 インド・ガネーシャ通信 NO.529 エア・インディア、495機のエアバスをボーイング社に発注
   
          2023年3月13日

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  インドをもっと知りたい方 必読!!! 

<2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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昨日は東京の気候は4月中旬でした。

あっという間に春が来た感じです。

3月の記事は「エアインデア」についてです。

インドにかかわっている人たちには大変馴染みのある
飛行機会社です。

インド政府が2021年12月に手放しインドを代表する
タタグループの傘下に入った経緯とエア・インディアが
495機のエアバスをボーイング社に発注した内容です。

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◇◆インド人からのインド便り No.113

インド・デリー在住    by-プレム・モトワニ
          (元インド・ネルー大学教授)

  日印文化比較:
      エア・インディア、495機のエアバスをボーイング社に発注

 

インド政府は赤字の公的企業の民営化の一環として経営破綻状態に
あったエア・インデイア(Air India)を2021年12月に手放し、同航空会社が
インドを代表するタタグループの傘下に入った。

インド政府は2017年ごろからエア・インデイアを売りに出していたが、なかなか
売却できなくて、やっと一昨年の暮れにタタグループと商談が纏まった。
タタグループがエア・インデイアに関心を持ったのは、そもそも1932年に同グループが
エア・インデイアを設立したからである。当初Tata Air Servicesと呼ばれ、そして
1938年にTata Airlinesに改名され、独立後インド政府がまず49%の出資比率を持ち、
1953年に国有化され、エア・インデイアと呼ばれるようになった。
もう一つの理由は、エア・インデイアの累計赤字の6156・2億ルピーのうち、75%を
インド政府が吸収したからである。因みに、タタグループがエア・インデイアを運営してい
た約20年間サービスの面で定評があった。

余談ではあるが、エア・インデイアも似たような状態からJ A Lを再建させた稲盛和夫が欲しかった。

タタグループはシンガポール航空との合弁で2014年に低コストのAir Asia航空と2015年に
フルサービスのVistara航空をすでに設立し、運行している。昨年11月末にタタグループは
エア・インデイアとVistaraを合併する計画(シンガポール航空が25.1%の出資比率)を発表し、
2024年に同計画が完了する予定である。同計画の一環としてタタグループは大口注文で
史上最大規模の500機近い旅客機を発注した。インドの航空業界は全体的に需要の
急増があるものの、外的なコスト高や価格競争のため、大手航空会社のJet Airwaysと
Kingfisherが最近倒産した。Vistara航空が7年後に今年度の第3四半期に初めて利益を出した。

ここ数年パンデミックもあって、航空業界が苦闘しているのは万国共通の問題である。

イギリスの有名な実業家のRichard Brandsonは「ミリオネアになりたければ、ビリオン(10億)ドルを
出して新しい航空会社を立ち上げなさい。」と言ったほどである。アメリカのバイデン大統領とフランスの
マクロン大統領がこの大口注文を歓迎し、前者はこれによってアメリカで100万人相当の雇用が
創出されると述べた。

タタグループにとって最大の目標はエア・インデイアのイメチェンである。エア・インデイアを設立した
故会長のJ.R.D. Tata氏について「タタ・ストーリーズ:あなたを感動させる40のタイムレスな物語」と
言う記録があり、それによると、その夢は「エア・インデイアを世界の最優良の航空会社にする」ことであった。
そのため、同氏がエア・インデイアに乗る度に経営陣に機内サービスについて「Blue Notes」(メモ)を
送るほどそのサービス改善にこだわっていたようである。だから、前述の通り、タタグループがエア・インデイアを
買収し、厳しい状況にもかかわらず偉大な賭けに出たようである。インドでタタ財閥はその理念、
ガバナンス(統治)とバリュー(価値観)のため定評があるから、成功するに違いないと思う。

イギリスの植民地下にあった1932年に、実業家で飛行家としても知られる
ジャハンギール・ラタンジ・ダーダーバーイ・タタによって「タタ航空」として設立された。

                【了】

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【最後に】

インドと日本の往復にエアインデアは常に一つの選択になる飛行機会社でした。
飛行機代金がJALやANAに比較して各段に安かったのです。
しかし古い飛行機が使用されていましたから、トイレなど日本語がそのまま
残っていたり、予定通りに飛ばなかったりと、価格なりの飛行機会社でした。
でも便利でよく乗りました。タタグループが史上最大規模の500機近い
旅客機をアメリカに発注したということですから、今後はサービス向上
新しい機体が登場することになります。楽しみです。

★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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