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 インド・ガネーシャ通信 NO.508 インド産「宮崎マンゴー」
   
          2021年7月8日

   https://www.makaibari.co.jp
    tea@makaibari.co.jp"

  インドをもっと知りたい方 必読!!! 
  
     <2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。

デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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日本各地で、梅雨前線の影響で、一定地域に強い雨を降らせる
「線状降水帯」が形成されて、記録的な大雨になり、多くの
被害がでています。心配です。

コロナに罹られていた、モトワニ先生から
「わたしはほぼ全快しました。今回わざとコロナ以外の
テーマにしました。」とのメッセージつきで、

「インド産宮崎マンゴー」の記事がおくられて
きました。

感想はニューデリー在住の石井博子です。

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◇◆インド人からのインド便り No.93

   

インド・デリー在住    by-プレム・モトワニ
         (元 インド・ネール大学教授)

日印文化比較:
   インド産「宮崎マンゴー」

 

日本でマンゴーと言えば、非常に高価な「宮崎マンゴー」が
思い浮かぶ。

インドは、世界一のマンゴー生産量を誇り、その種類は
1000種類以上とも言われるほど、種類も豊富である。

マンゴーのシーズン(4月ー8月)になると、各家庭で
マンゴーが食卓に並び、マンゴーはインドの国民食と
なっている。

 先日、インドはあるマンゴーの話題で盛り上がった。

インド中部にあるマディヤ・プラデーシュ州のマンゴー農家が
マンゴーの種を買い付けに行った時、苗業者に「インドでまだ
出回っていないマンゴーの苗がある」と言われた。

値段を聞くと高価だったため、試しに少量買い付けした。

苗を植えてから数年経った頃、買い付けした苗のうち2本が育ち、
恐竜の卵のような大きなマンゴーを60個実らせた。

それを知ったマンゴーのバイヤーから、1キロ21000ルピー
(約36000円)で譲って欲しい、と言われ、このマンゴー農家は
この時初めてこのマンゴーの値打ちを知った。

調べてみると、そのマンゴーは「宮崎マンゴー」で、国際市場で
1キロ数千ドルで取引されているとか。

この話題がインドの新聞で掲載されると、その夜、マンゴー農家に
泥棒が入り大半のマンゴーが盗まれてしまった。

マンゴー農家はすぐに番犬6匹と警備員を雇った。

このマンゴー農家によると、日本では宮崎マンゴーを温室栽培し、
厳しい温度管理の下で栽培しないとならないが、インドでは
それが不要で、警備コストがかかっても総生産コストが
低く抑えられるため、国際市場において競争力が充分確保
できるとのこと。

今後は栽培面積と生産量を増やし、味と甘さを改良して
いきたいと話している。

もしかすると、数年後にインド産の「宮崎マンゴー」が誕生し、
日本へ逆輸入される日が来るかもしれない。

              【了】

 

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【感想】デリー在住 石井 博子

 マンゴーシーズン真っ盛りのデリーでは、街中至るところで
マンゴーを見かけます。

私が住んでいる住宅地でも、毎朝、引き売りのフルーツ屋さんの
カートには、何種類ものマンゴーが山積みされていて、それぞれに
違った種類のマンゴーを食べ比べできるのが、この季節の醍醐味です。

インドマンゴーの特徴は、「ワイルド」。

甘さも酸味も味の濃さも、最大限に主張していて、インドの灼熱の夏、
感情豊かな国民性をマンゴーが体現しているよう。

マサラ(香辛料)たっぷりのカレーに、砂糖たっぷりのチャイ、
灼熱の夏に濃厚なマンゴー。

 随分前に日本へ一時帰国した際、清水の舞台から飛び降りる気持ちで
宮崎マンゴーを購入しました。

繊維が無く、つるんとした口あたり、まるでミルクに包まれているかの
ようなほのかな甘みと、うっすらとした酸味。

それは、天井の扇風機をマックスにし、汗をかきながら、口の周りを
マンゴーの汁でべたべたにしながら食べる私の知っているマンゴーとは
似ても似つかない、クーラーの掛かった静かな部屋でスプーンで
すくって頂くお上品なマンゴー。

 農作物は、その土地の土壌や気候で大きく左右されるもの。

ビニルハウスで箱入り娘で育てられた宮崎マンゴーの品種が、
インドの過酷な気候条件で、しかもビニルハウス無しで育てられ、
どんな味に変身するのか。個人的にものすごく興味があります。

               ニューデリーより
   

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【最後に】

★デリー在住 ハッピー・ハンター・石井博子が
「インドでの日々の状況」をブログでお伝えしています。

・インド、経済再開への一歩

・インドで 「しろ」 は大人気

・デリーの日常

・インドでヤクルト

・インドで犬の歯石除去その1

・インドで犬の歯石除去その2

・インドで犬の歯石除去その3

http://makaibari.tea-nifty.com/blog/2021/07/post-be2c5a.html

ご高覧いただけましたら幸いです。

★マカイバリジャパンでは、HPで本場インドの生マンゴーを輸入
販売しています。

7月10日(土)には、インド・マンゴーの王様と言われている
チョウサ種が入荷します。

予約をお受けしていますので、本場インドの生マンゴーのご注文を
お待ちしています。
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https://www.makaibari.co.jp/india-mango2021/index.html

日本政府がインドからのマンゴーの輸入許可をしているのは
6種類のみです。

そのうちの4種類がマカイバリジャパンへ今年は入荷予定です。
(ケサール種 ラングラー種は、販売終了。
 7月末頃までにチョウサ種 マリカ種のどちらかが毎週入荷予定)

紅茶と同じようにマンゴーも、種類によって味も香りも異なります。

7月末頃までの入荷予定は、チョウサ種 マリカ種です。

 

★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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