ガネーシャ通信
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 インド・ガネーシャ通信 NO.543 日本の人手不足問題とインド人人材の採用!
   
          2024年5月13日

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  インドをもっと知りたい方 必読!!! 

<2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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インド・デリーは極暑の日々とのことです。

今月の記事は
「日本の人手不足問題とインド人人材の採用」についてです。

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◇◆インド人からのインド便り No.127
        
         インド・デリー在住  by-プレム・モトワニ
              (元インド・ネルー大学教授)

日印文化比較 :日本の人手不足問題とインド人人材の採用

労働人口減のため、日本の人手不足問題がかなり前から社会問題に
なっていて、「研修生・技能実習生」という制度の元で海外からの人材を
長年利用してきた。近年、医療・福祉、特に介護、建設、農業、ホスピタ
リティーなどの業種で人手不足が深刻化し、2019年に「特定技能者」とい
う制度が導入され、枠組みも人数も緩和された。しかし、従来採用してきた
国々、例えば、中国、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどの経済発展の
ためそういう人材が確保できなくなったから、インド人人材を採用する傾向
がここ2年強まってきている。

一方では、この欄で度々紹介したように、近年インドが経済的に急速に発
展したにもかかわらず、格差問題がますます広がり、単純労働者の失業問
題がかなり深刻になっていて、政府は雇用創出ができていないと言ってよく
槍玉にあげられてきた。国際労働機関(ILO)によれば、23年のインドの
15~24歳の失業率は約24%にも上るという。インド政府は2015年から
「Skill India」という「職業訓練の強化イニシアチブ」を実施してきたが、その
取り組みが期待されていたほどの効果を生み出していない。そこで、このような
海外からのニーズに応えるために、政府が「Skill India International
Center」を設立し、短期間で送り先の国が求めている技能を強化し、
海外に送り出している。例えば、ドライバー(2輪と4輪)・運転士
(フォークリフト)、配管工, 電気工、建設現場ワーカー、製造業、
倉庫管理等々。因みに、こういうニーズはアジア(主に中東、イズラエル、
韓国、日本など)とヨーロッパ(ロシア、イギリスなど)の28カ国からあり、
すでに数千人をインド政府がここ1-2年で海外に送り出している。

しかし、日本の場合、業種が農業、介護とホスピタリティーに限られていて、
日本語レベルN4(初級)が必要のため、6か月から1年間の日本語
教育を実施する必要がある上、日本に行ってからもN3(中級)の試験
に合格する(介護の場合、国家資格を取得しないと一定の期間後帰国
せざるを得ない)ことが期待されているため、他の国に比べハードルが比較
的に高い。しかも、インドで日本語の講師が不足していて、なかなか優秀な
人材が確保できない。日本とインド政府が提携して日本語講師の養成を
ここ数年行なってきたが、民間企業の条件の良い仕事の方に流れてしまう
人が多くて、必ずしも教職に定着するとは限らない。生徒の方もたいてい
高校卒か中退者(高校2年まで)で、地方出身者だと、英語もほとんど
できないので、日本語能力試験に合格する以外にもハードルが高い。それに、
最近の急速な円安のため、インドへの仕送り額が減ってしまうことも問題に
なっている。だから、日本よりも他の国々が好まれる傾向がある。

両国政府が2017年10月に30万人のインド人人材を特定技能外国人の
制度の元で日本に送り込むことに合意しているが、上述のハードルを乗り
越えない限りその目標を達成できるのがなかなか難しい。

           (了)

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【最後に】

この「ガネーシャ通信」に過去何度も貴重なインドに関する原稿を
送ってくださった佐川雄一様がご逝去されました。遺稿となった
「なぜ インド人は世界で活躍できるのか」をご家族から
送っていただきましたので近日中に配信いたします。

佐川様はモトワニ先生とも親しいご関係でした。

ご冥福をお祈りいたします。

★最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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