ガネーシャ通信
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 インド・ガネーシャ通信 NO.553 インドで紛糾する超長時間労働論争
   
          2025年3月11日

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  インドをもっと知りたい方 必読!!! 

<2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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東京は冬の寒さがつづきましたが、インドのデリーからは
「急に暑くなりました。クーラーをかけています。」
とのメッセージです。

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◇◆インド人からのインド便り No.138
        
       インド・デリー在住    
         by-プレム・モトワニ
        (元インド・ネルー大学教授)

日印文化比較 :
   インドで紛糾する超長時間労働論争

先進国が「週四日制」に移行したり、どうやって
社員のワークライフバランスを実現するかについ
て議論したりする中、インドでここ1年以
上「週70時間労働を巡る議論」が紛糾して
いる。ソフトウエア大手のインフォシス社
の共同創業者で現在名誉会長のナラヤン・
ムルテイ氏(78歳)が「インドの生産性を向
上させ、社会の発展のために若者が週70時
間働くべき」との見方を2023年末に示して
以来、意見が賛成と反対に分かれ一年以上
も経過したが、優劣がつかない状態が続い
ている。ムルテイ氏の後、L&T社(大手の
建設会社)の会長が「日曜日を含め若者が
週90時間働くべき」と述べ、他の実業家も
相次いで社会の発展における勤勉さの役割
について言及した。テレビや新聞でも同問
題をよく取り上げている。一方では、若者
がS N Sでこれに猛反対している。

まず、賛成者は、「日本、ドイツ、韓国などの
例を挙げ、高度成長期に国民がモーレツに
働いたから国を経済大国に押し上げる
ことができた」と述べ、インドの若者
が「ワークライフバランスを求めるの
は西洋の影響を受けているからであっ
て、けしからん」と指摘している。

インフォシスのムルテイ氏の意見が全国的に
長時間労働に対し物議を醸したため、
同氏は最近ある講演会で自分の姿勢を
明らかにした。「週70時間労働を強要
するべきではない。このような決定は
外圧ではなく、個人の内省の問題であ
るべきだ。自分は40年以上にわたって
長時間労働を続けてきたが、ワークラ
イフバランスは個人の好みに応じて決
めるべきだ」と強調した。

一方では、反対者は「実業家の待遇は
数億ルピーで、働けば働くほど自分の
会社の利益が増えるから長時間労働が
分かるが、新入社員にこれほどの長時
間労働を求めるのは不合理だ」とか
「従業員に同じように長時間働いても
らいたいなら、従業員に会社の株式を
与えるか、追加時間分の給与を支払う
といったインセンティブが必要だ。」
と批判している。また、週70時間労働
構想の実現可能性に疑問を呈する人も
少なくない。「朝食をオフィスで取り
(6時半に出社したため)、昼食をオ
フィスで取り、1日に2、3杯のコーヒー
を飲むと仮定しよう。朝食、昼食、コー
ヒーの1時間か1.5時間を差し引くと、
オフィスにいる14時間のうち、12.5 X
5日 = 62.5時間/週の労働時間となり、
まだ週当たり7.5時間足りない。」と
つじつまが合わないという人もいる。

とにかく議論好きのインド人の間でこの問題に
関してこれといった解決策がないこと
が目に見えているにも関わらず、議論
が一年以上も紛糾し続いている。

  【了】

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【最後に】
1978年から1982年までの最初のインド生活では、
料理人、お手伝いさん、乳母の人達の労働時間
については、私達の生活スタイルに添って働いてく
れた記憶があります。親しいインド人の家庭で
は働いている人の家族ぐるみまでの面倒を生涯
みていらしたことが思い出に残っています。

★最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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