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インド・ガネーシャ通信 NO.555 SNS(ソーシャルメデイア)の功罪
2025年5月14日
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インドをもっと知りたい方 必読!!!
<2001年8月3日創刊>
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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。
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日本は寒かったり急に夏の暑さになったりと
気候の変動が大きいです。
インド・デリーは今夏真っ盛り。
連日40度を超える暑さとのことです。
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◇◆インド人からのインド便り No.140
インド・デリー在住
by-プレム・モトワニ
(元インド・ネルー大学教授)
日印文化比較 :SNS (ソーシャルメデイア)の功罪
SNSがインターネット上で人と繋がり、情報を共有する
ためのサービスのことである。代表的なサー
ビスには、You Tube、Twitter、Facebook、
Instagram、LINE、WhatsAppなどが挙げられる。
近年、YouTuber(YouTubeという動画共有サイ
トで、自分で作成した動画を定期的に公開し、
視聴者とコミュニケーションを取り、活動を
続けている人たち)の数が世界各国で急増し、
再生数などに応じて得られる広告収入で生活
している。
この傾向がここにとどまらず、中には「イン
フルエンサー」と
言う人たちが登場している。「インフルエン
サー」(英語の「influence(影響)」が語源)
とは、より広く、さまざまなソーシャルメディ
ア・プラットフォームでフォロワーを獲得し、
そのリーチを利用して、世間の人の思考や行
動に影響を与える影響力を持つ人を意味する。
最近、「インフルエンサー・マーケティング」
つまり、インフルエンサーに商品・音楽・イ
ベントやサービスを紹介してもらい、認知度
向上や購買意欲・購買決定を高めるマーケティ
ング手法が流行っている。インフルエンサー
のフォロワーは、インフルエンサーの発信内
容を信頼し、購買意欲を高めやすい傾向があ
るため、企業はインフルエンサーと連携する
ことで効率的にターゲット層にアプローチで
きる。インフルエンサーは、動画、写真、文
章投稿など、さまざまなコンテンツ形式を活
用する。
インドでは、インフルエンサーがそのフォロ
ワー数によってスポンサー投稿1件につき数千ルピーか
ら数百万ルピー以上の報酬を得ることがある。
また、インフルエンサーは、スポンサー付き
の旅行、名声に満ちた華やかな生活をしてい
ることも少なくない。それを見て、多くの若
者がユーチューバーやインフルエンサーを目
指す。
しかし、インフルエンサーにとって、常に投稿し、
関与し、実行し、フォロワーを魅きつけなけ
ればならないという強いプレッシャーがかか
ると同時に、プライバシーの喪失、燃え尽き、
不安につながることもある。また、荒らし、
罵倒、批判などによる否定的なフィードバッ
クは、深刻な精神的被害をもたらすこともあ
る。大部分のインフルエンサーは若い(10
代─20代)のため、フォロワーが減り、収
入が急減すると、自殺念慮や自殺行動を誘発
し、実は、毎日のように世界のどこかで若い
インフルエンサーが自殺をすることがある。
2000年代に日本でフリーターが流行ったのと
似たような傾向である。こう言う仕事はそも
そも長く持たないため、一時的にはいいが、
結局うつ病に陥り、自殺してしまう傾向のた
め、大きな社会問題に発展しつつあることは
否めない。
【了】
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【最後に】
先日インドのカシミール地方と国境を接して
いるパキスタンとの間で戦争勃発というニュー
スが流れ、娘がデリーで仕事をしていますの
でほんとに心配しました。
娘は、外出を控えて緊張していましたが、
週末に両国間で停戦合意が発表されて
少し安心しました。まだ予断を許さない状況
とは、推測しますが、早期に平時に戻ることを
切に願っています。
カシミール地方は、1978年~1982年の
駐在時に2回、2015年にもインド人の友人の
紹介で行きました。湖や草原、ハウスボートでの宿泊
雪を頂く山々の美しさはスイスに例えられます。
★最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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