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インド・ガネーシャ通信 NO.514 世界経済のK字型回復と「新しい日常」の定着
2021年12月13日
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インドをもっと知りたい方 必読!!!
<2001年8月3日創刊>
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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。
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東京の今朝は、12月とは思えない真っ青な空。
そして12月に入っても日本のコロナ患者数は有難いことに少ないです。
インドは日常生活が戻った雰囲気の様子を友人ちがワッツアップで
伝えてきます。
インドも感染者数は過去に比べると極端に少なくなっています。
今月はニューデリー在住石井博子の感想は休みです。
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◇◆インド人からのインド便り No.98
インド・デリー在住 by-プレム・モトワニ
(元 インド・ネルー大学教授)
日印文化比較:
世界経済のK字型回復と「新しい日常」の定着
新型コロナウイルスの影響から世界経済は、まだ回復していないが、
ワクチン接種が進むにつれて、急速に回復に向かっていることは確かだ。
当初回復のパターンが「V字型」と予想されていたが、回復している部門も
あれば、主にホスピタリティーの、旅行、ホテル、外食等と、それに関連する
タクシー・レンタルカー、ショッピングモール、水商売等、エンタメでは、映画、
バー、スパ、ジム等は、回復が非常に遅れている。
それを経済用語で「K字型回復」と呼んでいる。
その度合いは国によって多少異なっているが、万国共通の現象である。
この動向の最も影響を受けているのは非正規労働者つまり、ギグワーカーや
自営業者である。
インドで非正規労働力の比率が全体の40%を占めているため、一般人への
影響が非常に大きい。
これが世界的に格差問題の拡大につながっている。
世界銀行が、世界全体では、2.5億人以上の人口が新型コロナの
影響で貧困層にずれ込んだと発表している。
一方で、欧米でIT(情報技術)やテクノロジーの分野において
ホワイトカラー・ワーカーを中心に「大量退職」と呼ばれる予想外の
現象も起こっている。
新型コロナで在宅勤務に慣れたホワイトカラー・ワーカーは「9時─5時の仕事」
を嫌ったり、新型コロナで「人生の儚さ」について再認識したりしたから、
今後は仕事中心ではなくメンタル・ヘルス、家族や自分の人生の生き甲斐を
中心に働いていきたいと言って、アメリカだけで数百万人が退職し、4人に1人が
働く条件を重視し転職している。
インドの中間管理職の場合も似たような傾向が見られる。
インドのサラリーマンは、元々数年ごとに転職することによってキャリアアップ
していく傾向にあり、ここ2年新型コロナで転職できなかったこともその背景に
あると思う。
だから、コロナ時代に「新しい日常(ニューノーマル)」と呼ばれた新たな
生活様式や働き方がポストコロナ時代にすでに社員に求められるように
なってきた。
今後働き方が大きく変わっていくことは間違いない。
日本も長年長時間労働問題と闘ってきたが、これを機会に改めて
この問題に取り組む必要性に迫られるに違いない。
【了】
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【最後に】
ニューデリーの石井博子は、コロナで休業中だった
「ハッピー・ハンター」の再オープンに向けて現在奮闘中です。
店の大家さんが、約1年半の閉店中、家賃なしで、荷物をおいて
おいてくれました。
その心配りへの感謝と、多くのデリー在住日本人の方々の
応援をいただき、再オープンの決断をして現在、店のサイズを
縮小しての工事を続けています。
スタッフは、少なくなりましたが、ほぼ同じメンバーになります。
コロナが終了してインド旅行が自由になりましたら、ぜひ立ち寄って
ください。
ジャイプールに買い付けに行った様子など下記にアップしています。
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