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 インド・ガネーシャ通信 NO.513 新型コロナワクチン接種10億回分突破
   
          2021年11月8日

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  インドをもっと知りたい方 必読!!! 
  
     <2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。

デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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東京の今朝は、青空が広がり、秋晴れです。

最近の日本は有難いことにコロナ感染者が急激減。

インドから伝えられてくる情報は日常生活が戻った雰囲気です。

11月の記事は「新型コロナワクチン接種10億回分突破」です。

感想はニューデリー在住の石井博子です。

石井博子が最近モトワニ先生宅を訪問してお元気な先生の
ご様子を「感想」でお伝えしています。

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◇◆インド人からのインド便り No.97

   

インド・デリー在住    by-プレム・モトワニ
         (元 インド・ネルー大学教授)

日印文化比較:
   新型コロナワクチン接種10億回分突破

 

2021年10月21日、インドでは10億回分の新型コロナワクチン接種が完了した。

10億回分、と聞くと大きな数字だが、インド成人人口(18歳以上)を9.5億人と
すると、接種率(一回または二回接種の両方を含む)は50%であり、全ての成人
人口が接種を終えるまで、あと19億回分が必要となる。

インド政府は、2021年年末までに、全ての成人人口の二回接種を完了することを
目標としているが、現時点では予定よりも大幅に遅れている。

インドにおけるワクチン接種は2021年1月中旬だった。

今年10月時点において二回接種率が未だ27%というのは、これから先の道のりが
長いことを表している。

ただ、初期はワクチンの国内生産の問題、また海外からのワクチン確保で難航し
たが、後半はワクチン接種のペースに加速がついている。

インドは10月下旬から、国内で生産したワクチンの輸出を再開した。

一方で、今年4月に起こった第二波は未だ終息しておらず、今でも一日
平均1万8千人の新規感染者(ピーク時は一日40万人以上)が出ている。

ワクチン接種が第三波を未然に防ぐ策であることは言うまでもない。

ワクチン接種が進んでいくにつれ、国内での新規感染者、重症患者、死者の数が
徐々に減ってきている。

第二波の中心であったインド第二の都市ムンバイでは、10月下旬、231日ぶりに
死者数ゼロを記録した。

日本へ届けられた悲惨な映像の舞台であったデリーにおいても、ここ一ヶ月以上、
死者数が一週間に数人となっている。

しかし全国的にみれば、未だ陽性率が5ー10%の地域が28箇所もある。

新規感染者が急速に減少しないその背景には、インドの人口のほとんどが
中流から貧困層であり、再びロックダウンを行い経済をストップすることは、
人口の大半を占める彼らの生活に大きな影響を与えるからである。

その為、コロナ禍でありながらも経済活動はコロナ以前に戻っており、また9月
頃からは祭りシーズンとなり多くの人が集まる機会が多くなり、コロナを終息さ
せることを困難にしている。

新規感染者数減少に伴い、インド政府は10月から国内便の規制を解除した。

また11月にはそれまで停止していた国際線の商用便(旅行者)再開を
発表している。

同じく映画館においても、50%の稼働率での運営規制を撤廃すると発表した。

次の第三波は10月頃に発生すると予想されていたが、専門家の間では
例え起こったとしても第二波ほど猛威は振るわない、と言われている。

昨年の今頃、コロナが終息したと気を緩めたインドは、その後第二波に襲われた。

現在、北インドはヒンズー教最大の祭り「ディワリ」を迎え、また新規感染者数
も少なくなり、多くの人がお祭り気分になっている。

この気の緩みが次の悲劇を招くことを皆忘れているように感じる。

              【了】

 

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【感想】デリー在住 石井 博子

11月4日、インドはディワリ祭を迎えました。

ディワリはインド叙事詩ラーマーヤナに由来しており、拐われたお姫様を助けに
行き悪魔を成敗し(ダシェラ祭)、お城へ戻ってくる日(ディワリ祭)に、戦っ
た王子や家来たちが道に迷わずお城へ辿り着くよう、音(花火)と光(ろうそく)
で道を照らすお祭りです。

ラーマーヤナが日本へ渡り、桃太郎の起源になったとも言われています。

ダシェラの前の9日間から、ディワリまでの約30日間は、北インドが最も賑やかになる時期。

今年はコロナで静かな印象がありますが、それでもお祭り好きのインドの人にとって、
コロナが下火になった今、長かった家での生活から一気に解き放たれる時です。

ディワリは北インドのヒンズー教徒の人にとってお正月。

この日のために家のペンキを塗り替えたり、大掃除をします。

またギフト交換をしマーケットが最も賑わう時期でもあります。

当日は身を清め、日没と共に家族で神様に祈り、ろうそくに火を灯します。

日没後に美、富、豊作そして幸運の女神「ラクシュミ神」が光の灯った家に訪れ
るそうです。

その後は、親戚や友人の家へ行きパーティー。大勢で歌って踊って、美味しいご
飯を食べ、花火を楽しみます。

そして翌日は毎年お決まりのパターン。

PM2.5が世界で一番高くなります。

東京が72の時、デリーは500。大気汚染で外の景色は白く霞んでいます。

目が沁みて、頭が痛い。

ディワリの朝、原稿の著者であるモトワニ先生のお宅へご挨拶に伺いました。

先生も奥様も元気にしていらっしゃいます。

お孫さんが3歳になられ、お嬢様(アパルナさん)の小さかった頃にそっくりです。

いつも世界中、インド中を飛び回っていらっしゃる先生ですが、今はリモートで
仕事をされていて、あの先生がロックダウン後、まだ飛行機に乗っていない
と伺い驚きました。

小一時間ほどお邪魔しましたが、現場で起こっている政治や経済を先生の経験を
もとに分かりやすくお話ししてくださり、とても興味深いひとときでした。

                    ニューデリーより
   

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【最後に】

1)インドのディワリの様子をデリー在住石井博子がブログでアップしています。
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2)国内移動が自由になったインドでデリー在住石井博子が
10月、早速にダージリン・マカイバリ茶園を訪問しました。

ブログで10回にわたってアップしておりますので、こちらもどうぞ御覧ください。

ダージリン・エアポートから、マカイバリ茶園に行く途中の
シリグリの町の様子をビデオでご紹介しています。

町の雰囲気がよく出ていて、訪れたことのある人には懐かしい
光景だと思います。
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★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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