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インド・ガネーシャ通信 NO.534 G7とG20議長国の日本とインドと日印関係
2023年8月7日
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インドをもっと知りたい方 必読!!!
<2001年8月3日創刊>
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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。
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異常な暑さが日々続いている日本列島です。
大型台風が沖縄九州地方に長く止まり、日常生活に多くの
犠牲が課せられています。
インドから送られてくる情報も例年にない気候状況です。
ダージリンマカイバリ茶園からは、日照時間が短いために
2か月もの夏摘みの遅れです。
インドマンゴーの生産地からは、連日の大雨の様子が
現地から動画で送られてきます。
今月の記事は今年インドがG-20の議長国になっている
「G7とG 20議長国の日本とインドと日印関係」に
ついてです。
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◇◆インド人からのインド便り No.118
インド・デリー在住 by-プレム・モトワニ
(元インド・ネルー大学教授)
日印文化比較:
G7とG 20議長国の日本とインドと日印関係
インドが今年G 20(G7の7か国に、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、
中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、
南アフリカ、トルコ、欧州連合・欧州中央銀行を加えた20か国・地域のこと)
の議長国を務めている。9月9日10日にニューデリーで予定されている
「G20サミット」をピークに今年インドで開催されるG 20関連の会議数が
過去のG 20の会議の中で最も多く(230件)、全国60の都市で
予定されている。
各会議が2日間にわたって行われ、その前後にセミナーやサイドイベントなども
開催されているから、ほとんど毎日のように会議が行われている。これらの会議の
中で担当大臣会合もあるから、約15万人のG 20の20か国と特別招待国9か国の
代表者がインドを訪れると言われている。ニューデリーでG20サミットのために
270億ルピー(約500億円)の建設費で多目的ホールと本会議場に7,000人を
収容できるインド最大のコンベンション・展示会場が建てられ、7月28日に開所式が
モデイー首相によって行われた。
今回のG20のテーマは
「One Earth, One Family, One Future」
(1つの地球、1つの家族、1つの未来)である。G 20はインドにとってこんな
大規模なフォーラムを主催するのが初めてだから、社会経済問題(人口、貿易、
持続可能な開発、保健、農業、エネルギー、環境、気候変動、腐敗防止、
女性エンパワーメント、女性主導の開発など)に関して共通の認識を作り、
グローバルな構造とガバナンスを形成し、ベストプラクテイスを導入する良いきっかけで
あると同時に近代的な公共インフラを構築するチャンスでもある。
一方で、日本がたまたま同時期(2023年)にG7(カナダ、フランス、ドイツ、
イタリア、日本、英国、米国の7か国)の議長国である。日本とインドが
これ以外にQUAD (クワッド)(日米豪印戦略対話または4か国戦略対話)の
メンバーであると同時に日本の「特別戦略的グローバル・パートナー」(防衛,安全保障,
経済及び文化の分野における深淵かつ広範な協力と具体的な行動)でもあるため、
既にさまざまなフォーラムがあり、定期的に対話・意見交換が行われている。
今回のタイミング(同時期に議長国であること)を利用し、日本とインドがお互いに
連携を取り、共通の課題例えば、気候変動、クリーンエネルギー(水素など)、
デジタル経済とデジタル公共基盤、技術変革等先端分野における協力に関して
G7とG 20の枠組みの中で手を携えようとしていることを歓迎したい。
これがまた両国の関係の深化のきっかけになれば幸いである。
【了】
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【最後に】
夫(商社勤務)に同伴しての駐在生活が下記になります。
1978年から1982年まで(インドニューデリー)
1988年から1991年まで(中東カタール)
1992年から1995年まで(インドニューデリー)
1995年から、現在にいたるまで、デリーに夫が個人事務所を設立。
インドから主としてオーガニック生産物の日本への輸出、インドと日本での
販売を23年間家族で続けてきました。現在も次女がインドで、紅茶と
雑貨の店をもつとともに、インド各地の生産者を訪れて、日本への紅茶
コーヒー 雑貨の輸出をしています。
最近の日本のメディアで日々取り上げられるインド状況は以前の私には
推測できませんでした。
過去を思い出せば、インド人は、気位が高く、誰も彼もが理論家(?)
哲学者(?)で、数字に強く、教育熱心....と思っていました。
以前のインドの日本に伝わる情報は、若者の安く旅行できる旅行情報が
ほとんどでした。そのギャップに悲しい思いをしたことが何度もありました。
現在は、あまりにもインドが日本のメディアで取り上げられるので、
戸惑いもありますが、今後も日本と仲良くしてほしいと願っています。
★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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