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 インド・ガネーシャ通信 NO.498 新型ウイルスがもたらした「ニューノーマル」!
   
          2020.11・5

   https://www.makaibari.co.jp
    tea@makaibari.co.jp"

  インドをもっと知りたい方 必読!!! 
  
     <2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。

デリー在住 インド人(元)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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ビッグニュースをお伝えします。

11月2日モトワニ先生から
「日本大使館から連絡がありまして、私は今年度の
旭日章(勲三等旭日中綬章)を授与されることに
なりました。」とのメールをいただきました。

2020年度の11月3日秋の叙勲受章者外国人受賞者に
このガネーシャ通信記事を書いてくださっている
モトワニ先生が叙勲されたのです。

新聞での掲載記事です。
真ん中あたりの先生のお名前を黄色で囲いました。
↓       ↓      ↓
https://www.makaibari.co.jp/motowani20201105.pdf

ビッグな嬉しい朗報です。

長年にわたり日本とインドの架け橋として日本研究者として
確固たる業績を残されてこられた先生だからこそ受賞された
と思います。

おめでとうございます。

このガネーシャ通信の原稿を毎月お休みされることなく書き
続けてくださってきた先生に改めて感謝申し上げます。

読者の皆さま今後ともご愛読よろしくお願いいたします。

今月の記事は新型ウイルス後「ニューノーマル」の生活に
ついてです。

 

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◇◆インド人からのインド便り No.84

   

インド・デリー在住    by-プレム・モトワニ
    (元 インド・ネルー大学教授)

日印文化比較:新型ウイルスがもたらした「ニューノーマル」

「ニューノーマル」は10数年前からビジネスや経済界で使われて
きた用語だが、今回の新型ウイルスの影響のため日常レベルで
生活様式が様変わりし、「新しい常識」が色々とできたため
完全に日常語として定着したように思う。

例えば、普通の買い物にもe-コマースを使うこと、ウェブ会議ツール
(ズーム、 Google Meet等)を使ってバーチャル会議が可能となった
ため、自宅勤務、ウェビナー(ウェブ上のセミナー)、オンライン教育、
コンサルテイング業務などが一般化し、「ニューノーマル」となった
のである。

それから、もう一つ大きな変化とも言えるものはOTTプラットフォーム
(OTTとは「Over The Top」の略称で、インターネット回線を通じて、
動画コンテンツなどを提供するサービスのこと)である。

インドで映画が盛んで、昔から娯楽の最大の手段であることは有名な
話である。

新型ウイルスのため、映画館が3月から閉鎖されていて、10月以降も
まだ定員の半分しか入れない状態で、いつになったら正常化するか
全く予測できない。

それに、インドはロックダウンが世界で最も長くて、今も制限されて
いるものがあるため、人々は自宅に閉じ込められている。

この状況下、月数百ルピー(約1000円)の加入料で好きな映画が
好きな時に見られることは非常に便利であるためOTTサービスが
大変な人気を呼んでいる。

一方で、映画製作や配給会社もすでに完成している映画を現金化
しないといけないので、このプラットフォームを利用するように
なっている。

しかし、こういう「ニューノーマル」が定着してしまうと、来年
ワクチンができてもこういうビジネスは元に戻らないのではないか
という不安もある。

具体的にいうと、デパートと映画館は規模が縮小するに違いないと
すでに言われている。

セミナーや会議の開催、コンサルティングもバーチャル化した方が
出張費もかからないし、時間の節約にもなるので、定着すると
言われている。

そうなれば、ホテル、航空会社、旅行会社、車のレンタルビジネスや
タクシー業界、観光など様々なビジネスへの影響も大きいはずである。

要は、世の中が今回の新型ウイルスで大きく変わることは間違いない。

         【完】

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【読者の感想】

新型コロナで生活が大きく変わりました。

病気も心配ですが、この変化についていけるかが心配です。

 

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【最後に】

今年のインドの新年を祝うディワリは11月14日(日)です。

毎年10月下旬から11月上旬の新月の日が、ディワリになりまが、
今年のディワリは昨年より18日も遅いのです。

光と音のお祭りとも言われています。

その日は、花火が打ち上げられ、各家々では、夜になると
家の周りに蝋燭を灯します。

幻想的な雰囲気になります。

インドは現在世界第2位の新型コロナ患者数ですので、厳しい
ロックダウンが続いていますが、きっと工夫をしてディワリを
お祝いすることと思います。

 

 

 

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★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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