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 インド・ガネーシャ通信 NO.519 コロナ禍で変わろうとしているインドの酒税政策
   
          2022年5月16日

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  インドをもっと知りたい方 必読!!! 
  
     <2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。

デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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最近はコロナの話題より、ウクライナ問題に心を痛めます。

インド・デリーは、40度以上の猛烈な暑さが、連日続いていますが、
東京の今日は雨で、気温も最高17度とインドと日本の温度差を感じます。

5月の記事は、「コロナ禍で変わろうとしているインドの酒税政策」
です。

今月号には写真があります。

本文より
「2020年3月にコロナ禍が発生したため68日間にわたるロックダウンが
突然実施され、生活必需品以外にいちばん先に酒屋が営業解禁されたの
である。写真にあるように長い行列となり、まとめ買いをする人も多かった。」

写真(1) 酒を求めての長い列

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◇◆インド人からのインド便り No.103

   

インド・デリー在住    by-プレム・モトワニ
         (元 インド・ネルー大学教授)

日印文化比較:
     コロナ禍で変わろうとしているインドの酒税政策
     

インドで独立後の早い時期から、州レベルで全面禁酒をしてきた州もあるが、
時間と共にその数が減ってきて、現在1960年からのグジャラート州と
2016年からのビハール州の二つの州が、全面禁酒になっている。

しかし、酒の販売に厳しい制限が全国的に設けられており、営業時間の
制限や祝祭日や給料日を「ドライ・デー・禁酒日」にすると言うことなどが
今でも続いている。

しかし、禁酒をしている州で密造酒を飲んで死亡する人も毎年数百人いる
ことも事実である。

一方で、酒税とタバコ税が州の歳入の主な税収源であり、毎年のように
税金が上げられる。

しかも、酒を出すバーやレストランは、高い「ライセンス・フィー」を払わないと
いけない。

2020年3月にコロナ禍が発生したため68日間にわたるロックダウンが
突然実施され、生活必需品以外にいちばん先に酒屋が営業解禁されたの
である。

写真にあるように長い行列となり、まとめ買いをする人も多かった。

写真(1) 酒を求めての長い列

写真(2) まとめ買いをする人

それは、州政府の税収がストップしたからである。

コロナ禍の2年間で一般人の収入が減ったため等で、
バー・居酒屋がごく最近まで閉店されていた。

当然酒の総販売量も政府の酒からの税収も大きく減ったため、今までの酒に
対する政策が大きく変わろうとしている。

まず、デリーで3月から今まで聞いたこともない輸入ブランドも含めて、
酒の半額セールが行われている。

それから、バー・パブの営業時間が今までの夜11時から翌日午前3時まで
延長された。

そうなると、隣りのデリーの中心から20キロの距離にあるハリヤーナ州のお客さんが
デリーへ殺到することになった、

ハリヤーナ州政府は、酒からの税収が急減することを恐れ、デリー州と
波長を合わせるどころか、酒屋を年中無休にすると発表したのである。

しかも、今までの酒販売は、お客は店内に入ることができず、鉄格子の外から、
窓ごしに一人ずつ銘柄を言ってボトルを受け取り、お金を払うことになっていた。

ところが、最近、ハリヤーナ州では酒屋が、写真のようなスーパーでの
販売スタイルになったのである。

写真(3)スーパーのような販売スタイル

州政府は、酒の販売方法等の変更は名目上、バー・パブが2年間も
営業できなかったから、その支援政策であると発表しているが、実際は税収が
急減したためであることは否めない

 

             (了)

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【最後に】

写真では、お酒を買い求めている行列のほとんどが男性です。

お酒文化がインドでも当たり前になってきた今日この頃でも、購入は、男性
なんだなと昔を思い出しました。

日本からの客があると、女である私がお酒を買いに行っていました。

インド・ビールのKing Fisher(キングフィッシャー)や、インド産のワイン
ラム酒のオールドモンク等 等 インドも美味しいお酒がたくさんあります。

 

★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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