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インド・ガネーシャ通信 NO.527 20周年を迎えたデリー・メトロ
2023年1月10日
https://www.makaibari.co.jp
tea@makaibari.co.jp"
インドをもっと知りたい方 必読!!!
<2001年8月3日創刊>
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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。
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新年おめでとうございます。
今年もご愛読よろしくお願い申し上げます。
昨年12月24日にモトワニ先生の奥様アニタさんのお母さまが
92才でご逝去されました。
モトワニ先生のご家族と長年同居されておられ、日本人で
モトワニ先生宅に宿泊された方のお世話や、ご自宅でのお食事に
招かれた時は、美味しい印度料理をご馳走してくださいました。
日中お訪ねすると、いつも美味しいチャイを淹れてくださいました。
インドの母のイメージです。ご冥福をお祈りいたします。
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◇◆インド人からのインド便り No.111
インド・デリー在住 by-プレム・モトワニ
(元インド・ネルー大学教授)
日印文化比較:20周年を迎えたデリー・メトロ
デリー・メトロが2022年12月25日に20周年を迎えた。
なぜここでその話しを取り上げるのかというと、メトロが日印協力の最も
代表的なプロジェクトで、「ODAの見える化」の一環として実施された
ものである。日本が1958年にODA制度を始め、最初にODAを
付与された国がインドだったが、いちばんインドの国民に親しみのある
日印協力のプロジェクトはやはりメトロである。
地下鉄および高架鉄道のデリーメトロ3路線、約58.6キロメートルの
第一フェーズが日本からの政府開発援助の円借款O D Aで
総コストの60%と技術的支援で建設されたのである。
現在、デリーメトロが第4フェーズに入っており、全長が11路線
381キロメートルで、1日の利用者数が473万人強である。
第4フェーズが完成すると、全長が450キロメートルになる。
初乗りが10ルピー(15円)で最高が60ルピー(90円)で料金も安く、
現在、メトロが市民の足になっていて、デリーの交通渋滞問題の緩和に
大きく貢献したのである。
実は、メトロが首都圏の通勤パターンを様変わりさせたのである。
メトロができる前、社員を送迎する貸し切りバスが一般的だったが、
今やそういうバスが少なくなっている。
一般的なパターンは最寄りのメトロ駅まで電車で来てもらい、そこから
ピックアップすることが一般的になっている。
一方で、ここ20年間でメトロ建設がインド各地に広がり、現在、
15の都市に全長810キロメートルのメトロが運行されており、さらに10の
都市で約1000キロメートルが建設中である。
数年以内にメトロの全長が中国とアメリカに次いで世界第3位になると
言われている。
それだけではなく、国内のメトロ技術も最近急速に進んできた。
今まで海外に依存していた信号制度やメトロ車両の製造を内製化
できるようになったのである。2年前には無人運転もデリーメトロに
導入されたのである。
2022年が日印国交樹立70周年で、様々なイベントが開催された。
その中でいちばん強固な日印関係を表しているデリーメトロの20周年も
先週祝われたのである。日本の優れた鉄道技術が今も引き続きインドに
移転中で、コロナ禍で当初の予定より大幅に遅れているが、新幹線、
貨物専用路線の建設が進んでいる。
【了】
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【最後に】
インドでハッピーハンターの店を開業している石井博子には別の仕事が
あります。それはマカイバリジャパンでも取り扱いをしている生産者への
茶園訪問をして、様々な生産者からの情報を得るとともに信頼関係を
深めることにあります。
今年第一号の訪問は、南インドのニルギリにあるコーラクンダ茶園です。
「世界一標高の高い紅茶園」としてギネス認定されています。
19世紀初め、インドを統治していたイギリス人が当時のマドラス政庁を
夏の間に移転させるために築いた街です。
ニルギリは現地語で青い山(ブルー・マウンテン)です。
命名の通り高原地帯で美しい景色が広がっています。
ダージリンと同じようにイギリス人はここに茶畑をつくりました。
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現地から写真やインスタグラムなどで発信しています。
素晴らしい自然環境をお愉しみください。
弊社ブログでも今後ニルギリ情報を順次配信していきます。
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★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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インド・ガネーシャ通信管理人:石井 洋子
(インド・ダージリン・マカイバリ茶園総代理店)
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