ガネーシャ通信
紅茶の中の紅茶、マカイバリ紅茶
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 インド・ガネーシャ通信 NO.523 首都圏で違法建築の超高層マンション爆破解体
   
          2022年9月9日

   https://www.makaibari.co.jp
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  インドをもっと知りたい方 必読!!! 

<2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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今朝9月9日イギリスのエリザベス女王がご逝去されたと
報道されました。

エリザベス女王は幼い時も、女王になられてからもインドには
何度も来られ、インドの人々には大変身近で尊敬され
敬愛されていらした女王でした。

女王は毎朝紅茶をお飲みになられていらしたとのことでした。

弊社が日本の総代理店として取り扱っている
インド・ダージリン・マカイバリ茶園紅茶を、モディ首相が、
エリザベス女王に献上された時のインドの新聞記事を
毎日新聞元ニューデリー特派員でいらした
(亡)川西和夫氏が、記事にして下さった原稿がありますので
下記にアップいたしました。ご高覧いただけましたら幸いです。

【インドの新聞記事】モディ首相がエリザベス女王に
マカイバリ紅茶を献上されました。
↓       ↓      ↓
http://www.makaibari.co.jp/mailmagazine/2022.9.9.1.pdf

【川西和夫氏の寄稿文】エリザベス女王とマカイバリ紅茶
↓       ↓      ↓
http://www.makaibari.co.jp/mailmagazine/2022.9.9.2.pdf

今月の記事は「首都圏で違法建築の超高層マンション爆破解体」

今月号には写真があります。

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◇◆インド人からのインド便り No.107

インド・デリー在住    by-プレム・モトワニ
(元 インド・ネルー大学教授)

 

日印文化比較:
首都圏で違法建築の超高層マンション爆破解体

8月28日、首都デリー近郊ノイダで、建築中の高級マンション32階と29階の
「ツイン‘タワー」が最高裁の命令の下で爆破解体された。
デリーの有名な最古ミナレット史跡高さ100メートルの
「クトゥブ・ミナール」よりも高い建築中の高級マンションだった。
たったの10秒で2棟が崩れ落ち、数時間に渡って周辺が砂埃だらけとなった。
残骸を撤去するのに3ヶ月以上もかかると言われている。

このニュースがアメリカのワシントンポストや他の国のメデイアにも
大きく報道され、インドが立法国だと評価された。
しかし背景にある深刻な違法建築問題と賄賂問題を考えると、氷山の一角で、
今回の最高裁の厳しい判決がこの問題を一掃させるとは決して思えない。
そもそも何年もかけて建築したマンションが違法であれば、なぜもっと早く
止められなかったかが疑問である。
因みに、デベロッパーへの損害額は50億ルピー(約80億円)である。

今回、最高裁はマンションを解体する判決を言い渡すと同時に
当時のノイダ開発公社関係者26名に対して訴訟手続きの開始を命じた。
インドでは、今まで増築した階、部屋などを市役所が取り壊すことは
よくあるが、ビル全体を解体させるのは初めてで、歓迎したい。

【爆破解体後の写真】
↓      ↓     ↓

写真から明らかなようにいちばん近いマンションからの距離がたったの
9メートルである。最低20メートルは必要なので、安全な距離ではない。
それと元々グリーンベルト用に当てられていた土地に高層マンションが
建てられたため、周辺の住民が2014年に裁判を起こした。
裁判は8年もかかったが、住民が勝訴し、今回爆破解体の運びとなった。

また、今回爆破解体するに当たっていちばんの懸念課題は2棟が
崩れ落ちる時、周辺への住宅被害はないかということだった。
そのため、海外の専門家まで雇われ、爆破解体が実施された。
近隣住民には2日間の立ち退きをしてもらい、マンションがシートで
カバーされた。

幸いに、周辺のマンションの窓ガラスが割れたことと界壁が一箇所
壊れた程度で済んだ。爆破解体後、連日大掃除が行われている。
因みに、爆破解体費用が2億ルピー(約3億円)で、それも
デベロッパーが負担することになった。

動物愛護の面では、マンションが建築中で誰も住んでいなかったので、
鳥がたくさん巣を作っていた。そのため実際に爆破解体する前に爆竹を
鳴らし、鳥が逃げ去ることまでを確認して爆破させた。

又、周辺に住む野良犬を動物愛護者が保護し、解体後また元の
場所に連れ戻したそうである。

       【了】

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【最後に】
本文より
「さらに周辺に住む野良犬を動物愛護者が保護し、解体後また
元の場所に連れ戻したそうである。」

インドの街中を自由に闊歩している動物たちを思い出しました。

 

★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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