ガネーシャ通信
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 インド・ガネーシャ通信 NO.559 一歩前進、二歩後退:インドの諸社会問題
   
          2025年9月12日

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    tea@makaibari.co.jp

  インドをもっと知りたい方 必読!!! 

<2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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昨日の東京の豪雨はインドの熱帯
豪雨を思い出しました。

一昨日まで日本滞在だった人から
デリーは日本の暑さより凌ぎやすい
と連絡がありました。

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◇◆インド人からのインド便り No.144
        
   インド・デリー在住    
      by-プレム・モトワニ
   (元インド・ネルー大学教授)

一歩前進、二歩後退:
      インドの諸社会問題

前回、インドの「スラム街一掃キヤ
ンペーンについて紹介した。
しかし、既に同キャンペーンが中止され
ている。過去に最高裁が「スラム居住者
のリハビリと適切な住居への権利は
いかなる場合でも否定できない」ことや
「立ち退きを実施する前に責任当局が
わなければならない」という判決
を言い渡すと同時に、「鉄道の線
路沿い」や「排水路沿い」のスラムが
人身事故、排水路の清掃問題
や大雨の後周辺の洪水問題に繋が
るため、2020年にこれらのスラム
の取り壊しを命令した。しかし、
その後5年経過したにも関わらず、
デリー政府が適切な住居の開発を
行わずに立退を実施したため全面
的に批判があり、州政府は代替住
宅が事前に提供されない限り、す
べての取り壊しを中止すると発表
した。

インドのもう一つ深刻な社会問題は
「野良犬問題」(実際は、野良牛・
猿も多い)である。国立疾病管理セ
ンター(NCDC)によると2024年にイ
ンド全土に約1500万匹の野良犬が生
息していて、2024年に37万件以上の
犬の噛みつき被害事件が報告された。
世界保健機関(WHO)によると、
狂犬病による死者の3分の1以上が
インドで発生している。当然ながら
この問題は政策立案者、裁判所、市
民社会から注目を集めてきた。イン
ドで生き物を駆除する文化がないた
め、2001年に制定された法律では、
野良犬は保護し、不妊手術と狂犬病
予防接種を受けさせてから解放しな
ければならないと定められている。
しかし、不妊手術プログラムが徹底
さにかけているため野良犬の人口が
増え続けている。

そんな中、最高裁判所が2025年8月に
職権による独自の判断として、野良
犬を当局がニューデリーとその近郊
にいるすべての野良犬を8週間以内に
捕獲し、恒久的に保護施設に収容す
るよう命じた。この発表を受け、動
物愛護家や福祉団体はパニックに陥
り、反対デモを行い、推定100万匹と
される膨大な野良犬を収容できるイ
ンフラなどはないことと最高裁の命
令は「人道的ではない」と訴えた。
その結果、3人の特別判事による審
議を経て、最高裁は先の命令を修正
し、執行停止を言い渡した。新たな
判断では、当局が保護した野良犬は
不妊手術と予防接種を施し、元の地
域に戻すことが明文化された。狂犬
病に感染しているか、過度に攻撃的
な犬に限っては隔離する。この判断
はインド全土に適用されるという。
このほか、犬への公共の場でのえさ
やりが禁止され、えさやりのための
指定区域の創設が命じられた。

結局、インドの二大の社会問題がま
たまた先送りされ、解決がいつにな
るかわからない。

      【了】

 

【最後に】

インド在住の石井博子は、地域の
人達と一緒に犬や猫の保護活動を
しています。最高裁の判決にひと
まずほっとしています。

 

★最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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