ガネーシャ通信
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インド・ガネーシャ通信
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 インド・ガネーシャ通信 NO.541 アヨーデヤーのラーマ寺院
   
          2024年3月12日

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  インドをもっと知りたい方 必読!!! 

<2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住 インド人(前)インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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東京は3月に入って木の芽のふくらみ、花のつぼみに春を感じる季節となりました。

インド・デリーからの訪問者情報では、デリーは真夏日で、東京との気温差は
20度以上になったとのことで、東京の寒さに震えていました。

3月の記事は、先月に続いて「アヨーデヤーのラーマ寺院」です。

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◇◆インド人からのインド便り No.125
        
         インド・デリー在住  by-プレム・モトワニ
              (元インド・ネルー大学教授)

日印文化比較 :アヨーデヤーのラーマ寺院

前回この欄でアヨーデヤーのラーマ寺院の式典が1月22日に行われたことと
アヨーデヤーの町が変貌しつつあることについて紹介した。長年続いてきたこの寺
院をめぐる論争が一応収束したが、この寺院をめぐる話題が式典の前後から後
を絶たない。

まず、ヒンズー教の四つの方角における四人の宗主(「シャンクラチャリヤ」と言う)
は寺院が完全に完成していないので、1月22日は奉献式に不吉であって、宗主
としては同式に参加できないと言ったが、現政権は奉献式を宗主が欠席する中
予定通り実施したことがヒンズー教徒の間で激しい議論を巻き起こした。野党もす
べて同式を現政権の政治的なイベントだと言ってボイコットした。現政権はなぜ
「吉日」つまり、「ラーマの誕生日」(4月17日)まで待っていられなかったかと
いうと、ラーマの寺院を建設する公約を実行したということをヒンズー教徒にアピールし、
5月に予定されている総選挙に利用したいからである。「選挙行動規範」は総選挙
の2カ月前に実施されるため4月17日まで待っていられなかったからである。しかも、
寺院を完全に完成させるのにまだ15年も必要であると言われているから、どうせ
宗主の主張する条件を満たせないからである。

一方で、アヨーデヤーの町が昔から宗教的には重要な存在であるにも関わらず、
ヒンズー教徒の巡礼者は伝統的に4大聖地の方に集中し、今まで小さな地方
都市に過ぎなかったが、政府は今回のラーマ寺院をきっかけにアヨーデヤーの町を
ヒンズーの「バチカンやメッカ」にしたいと言った野心的な計画があるため、全面的に
再開発をしていると伝えられている。そのため、道路の拡張、街の再開発などで
小さな店や住民が立ち退きされ、自分の穏やかな人生が侵されていると言う
批判もある。

しかし、報道によると、既にラーマ寺院へお参りする信者・巡礼者の数が急増
していて、1月22日以降一般人がお参りできるようになった初日に50万人
以上が寺院に殺到したと言う。ここ約1ヶ月だけで200万人を超える信者が
アヨーデヤーを訪れ、寺院への寄付金が2億5千万ルピーも集まったと伝えら
れている。

とにかく、ラーマ寺院は完成するのが個人的にも楽しみで、将来的にぜひ行って
みたいと言う所ができたと思う。

              【了】

 

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【最後に】

最近はインドへ行かれる方々が身近でも増えてきました。

(土)(日)は石井博子がインド・デリーで経営している「ハッピーハンター」への
日本人のお客様が増えて嬉しく、有難いことと連絡がはいりました。

★最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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