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　インド・ガネーシャ通信 NO.535　G 20首脳会議でニューデリーが封鎖状態
　　　
　　　　　　 　　　2023年9月6日

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　 インドをもっと知りたい方　必読！！！　

＜2001年8月3日創刊＞

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。
デリー在住　インド人（前）インド・ネルー大学日本研究
センター・プレム・モトワニ教授が「日印文化比較」を様々な
角度からお届けしています。

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9月に入っても残暑が厳しい日々です。

今年の主要20カ国・地域（G20）議長国のインドでは、
9月9日、10日に開かれる首脳会議に向けて、準備が進め
られている状況が日本の報道からも伝わってきます。

今月の記事は現地からの裏事情です。

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◇◆インド人からのインド便り　No.119
　　　　　　　　
　　　　　　　　　インド・デリー在住　　by-プレム・モトワニ
　　　　　　　　　　　　　　(元インド・ネルー大学教授)

日印文化比較：
　　　　　　G 20首脳会議でニューデリーが封鎖状態

前回この欄で紹介したように9月8日から10日にかけてG 20首脳会議が
ニューデリーで開催されることになっており、43か国の首脳が来印すること
になっている。そのため、インド政府がその3日間を「公休日」にすること
にしたのである。政府は緊急なこと以外に市民に外に出ないように呼び
かけ、モデイ首相が市民に謝罪までした。

会議の前日から閉幕の次の日まで交通規制が敷かれる以外に、約90
本の長距離電車の到発着のダイヤまでが見直され、運休される電車も
多い。そこで、仕方なしに連休を利用して近くの避暑地や観光地に逃げ
ようと考えている市民も少なくない。ニューデリーだけではなく、郊外の
グルガオンにある企業までがW F M（在宅勤務）に切り替えることにして
いる。要は、来週中ニューデリーがほぼ封鎖状態になりそうだ。

十数年前に日本政府が「M I C E」（Meeting（会議）、Incentive
Travel（企業等の行う報奨・研修旅行）、Convention（国際会議）
Exhibition（展示会・見本市、イベント）の総称）が集客交流を促進
するため、日本をM I C Eの開催地にすることによって観光振興を図ろうと
したことを思い出す。そのため、日本で会議インフラが整備され、実質
2019年に国際会議開催件数13,254件のうち日本における国際会議
開催件数は527件だったようである。そういう観点から言えば、インドは
今回のような大規模な国際イベントを開催するのが初めてで、政府が
神経をとがらせていて、どじを踏みたくないからである。

ニューデリーは他の都会に比べて道路インフラが整備されている方だが、
車の数も多く、一日中渋滞が激しい。だから、今回交通規制が厳しく
敷かれ、メトロは定刻通り運行するが、会議場の周辺の駅が閉鎖される。
市営バスの運行も規制される。一方で、数ヶ月前から空港から会議場
までの主要道路沿いの歩道がすべて整備され、景観が整えられたので
ある。そして、政府は表立っては言わないが、行商人や乞食は一時的に
立ち入らないようにする。政府はまた、街をきれいにし、野良犬を駆除す
るキャンペーンも実施した。しかし、市民からの批判の声もあり、特別
キャンペーンはやめた。日頃から街の環境を整備すべきであるという
人の意見が多い。どちらにしても、今回のG 20の首脳会議のおかげで
デリーの街が美化されることを歓迎したい。

　　　　　 　　【了】

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【最後に】

G 20首脳会議が開かれる9月8日から10日までインドは公休日。
そして店は開いてよい地域と開いてはいけない地域があるとのこと。
ハッピーハンターは開いてよい地域になったと現地から連絡がありました。
コロナ以前と同じように、日本の旅行客の方々が、ハッピーハンターに
来てくださっています。

最近身近な方々が、インドに行かれるという連絡を次々にいただくよう
になりました。

★　最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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