原生林のトレッキング
文:石井博子 「Happy Hunter」Instagram 2025年6月12日 茶園訪問より
茶畑責任者のビダンさんに、Chepty DivisionからChunghey Divisionまで約2時間半のトレッキングに連れて行ってもらいました。このコースは、茶畑→小川→原生林→茶畑→原生林→小川→茶畑を歩く、私の大好きなコースです。マカイバリ茶園は東京ドーム約525倍の敷地を持ち、4つの山肌からなっています。敷地の約3分の1だけを茶畑にし、残りの3分の2は原生林のまま残しています。この原生林には、WWF(世界自然保護基金)に登録されている2頭のベンガル虎をはじめ、18頭の豹、鹿や猪、うさぎなど様々な動物、無数の鳥、虫が野生のまま生息しているのです。茶の生産量を追い求めるのであれば、すべての敷地を茶畑にすれば生産量は上がります。しかし、マカイバリ茶園は、「人」「自然(茶)」「動物」がバランスのとれた状態で、次世代に続くまで幸せに共存共生できることを目指し、多くの敷地を手付かずのまま残しているのです。そして、この比率が「美味しい紅茶」をつくる秘訣だと信じています。
*トレッキング1
*トレッキング2 *トレッキング3