マカイバリ茶園の紅茶
1kg 19,363インドルピーという記録価格をしとめる
4月26日、カーシオン地区にある有名な紅茶園であるマカイバリ茶園から、手もみでつくられた特別な紅茶5kgが、プライベートな取引で春摘みファーストフラッシュの過去最高記録をつけました。価格は1kgが302USドル(19,363インドルピー)です。155年の歴史を持つユニークな紅茶園がつくりだした紅茶は、日本の独立会社で石井洋子氏によって経営されているマカイバリジャパンが購入しました。
伝説的な紅茶人であり、マカイバリ茶園の会長でもあるバナジー氏はこの特別な紅茶を「含蓄があり、果実味あふれるとても繊細で不思議な魅力がある紅茶」と表現しています。「この特別な紅茶は、高品質なファーストフラッシュの中に夏摘みセカンドフラッシュの繊細な色合いを持っています。これはブルームーンの時にしかつくれません。しかしながら、今年は長く続いた旱魃の後に今までになかった突飛な雨(雹)が降り、素晴らしく芽吹いた新芽を駄目にしてしまいました。80%から85%の新芽がなくなってしまいました。しかし、私は残りの15%から20%の茶木からチャンスを得ました。とても小さな量の葉を手もみして紅茶をつくることを決意し、それは魔法のような素晴らしい紅茶になりました。それはユニークな含みを持った香りと質の高い夏摘みセカンドフラッシュ・マスカテルが一緒になった紅茶です。これは驚くような特別な気候条件が整ったときでないとつくれません。もう二度とこのような特別なファーストフラッシュはつくれないでしょう。」とバナジー氏は加えます。
繊細で柔らかな葉と新芽でつくられるファーストフラッシュは、2月の初旬から4月まで茶摘みされます。ファーストフラッシュは薄く、華のような、そして果実味ある香りを与えるので、最も高い価格で取引されます。
マカイバリジャパンの石井氏は「私たちはいつもマカイバリ茶園から世界一のものを期待しています。マカイバリ茶園でつくられた紅茶は日本では多くのファンがついています。」
平均的に、マカイバリ茶園は年間約10万kgの紅茶をつくりますが、昨年は9万kgでした。 |