マカイバリ紅茶農園から届く紅茶のメールマガジン「マカイバリ茶園通信」。マカイバリ茶園主からの手紙や、マカイバリ茶園の紅茶のこと、シュタイナーのバイオダイナミック農法、そしてニューデリー駐在員からのインド情報など、旬の話題を盛りだくさんでお届け中です! |
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ダージリン・マカイバリ紅茶通信
219号 2006年8月7日
茶園訪問記:2006夏編 〜茶園経営者として〜
▼スタッフより▼ From New Tokyo office
こんにちは!マカイバリジャパン@東京オフィスの石井道子です。
じめじめとした日が続き、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。 雨が降ると暑かったデリーを思い出します。ブログでも書きましたが、 暑いデリーで雨が降ると急に涼しくなります。まさに待っていた雨でした。 http://makaibari.tea-nifty.com/blog/2006/06/post_21b5.html
日本では梅雨があけると暑い夏がスタートしますが、インドでは夏の後に モンスーンが到来します。デリーはまさにモンスーンの真っ只中です。 暑かったデリーの街を潤し、温度を下げてくれることでしょう。
▼ 目 次 ▼
◎マカイバリジャパン通信◎
「マカイバリ茶園訪問記 夏編:茶園経営者として」
◎インターネットショップより
「2006年夏摘みセカンドフラッシュ好評発売中」
◎ 編 集 後 記 ◎
大人気!南インド料理レストラン「サガール」
■□■ マ カ イ バ リ ジャ パ ン 通 信 ■□■
■マカイバリ茶園訪問記 夏編 Vol.3■ 〜茶園経営者として〜
ラジャ・バナジー氏はマカイバリ茶園の4代目経営者です。マカイバリ茶園は彼の代から農薬や化学肥料を一切使わない農法に切り替わりました。 当時のダージリンではパイオニア的な取り組みでした。
最初の3年間は生産量が大きく落ち込みましたが、現在では有機農法を更にすすめたバイオダイナミック農法による美味しい紅茶を生産していますので、世界中から注目をされています。 30年前に彼が有機農法に取り組んだとき、周囲は全く理解を示しませんでした。しかし、今では世界からの安全で安心して飲める紅茶を求める需要が増え、マカイバリ茶園だけでなく他の茶園も有機農法に切り替えると ころがでてきています。
ラジャ・バナジー氏は他の茶園にも指導に行っています。ダージリン全体が有機農法に切り替わることが彼の願いでもあるからです。 ダージリンには現在80近い茶園がありますが、オーナー自らが茶園に滞在し、茶園経営に直接携わっているのはマカイバリ茶園だけです。 カースト制度があるインド。茶園のオーナーは最高のステータスです。 茶園主は茶園経営に携わらなくても、雇われマネージャーが茶園経営で収益をあげ、その収入で茶園オーナーはデリーやコルカタ、そして海外で生活をしています。ラジャ・バナジー氏は異色の経営者と言えます。
私も小さいながら会社を経営している立場ですので、ラジャ・バナジー 氏から今回の茶園訪問でも経営について多くのことを学んできました。 自然と向き合って紅茶栽培をしているので、良い時ばかりではありませ ん。常に茶樹の状態や土の状態を考えています。そして工場では、すべての製造過程において、茶葉の状態にあった最善の方法で紅茶を製造します。 マーケティングにおいては、他の茶園のようにオークションに出さず、 ラジャ・バナジー氏自らが海外に出向き営業をしてきました。最初に彼の紅茶を評価してくれたのがドイツだったそうです。ドイツは環境に対する 意識が最も高い国で有名です。その後イギリス、アメリカ、他のヨーロッパの国々、そして日本が続きました。紅茶のみならず、彼の人柄や理念に 共鳴した人も多かったと思います。
私が経営者としての彼を一番尊敬するのは、マカイバリ茶園で働いている人のことを常に考えている点です。マカイバリ茶園には7つの村があり、 1700人の人が生活しています。 お祖父さんの代からマカイバリ茶園に住み、家族で働いています。生活だけでなく、医療や子どもたちの教育まで面倒を見ます。茶園の中にある保育所や学校、そして病人を近くの病院にすぐに運べる救急車、トイレやシャワー室の改善なども彼が築いてきました。 利益や効率のみを重要視する経営者にはできないことです。
今回滞在中、ずっと私はラジャ・バナジー氏と行動を共にしてきました。 茶園経営はそのスケールの大きさから常に色々な問題を解決しなければならない、大変な仕事であることをも実感しました。 朝の5時の瞑想は彼の日課で精神を落ち着かせます。そして朝の8時には茶園に行きます。茶園を何時間もかけてまわり、茶樹や土の状態を見て、 工場の製造工程をチェック、そしてミーティングなど。 テイスティングも自らが行います。その他、世界各国から電話やメールが来るし、茶園へのお客さんも後を断ちません。茶園経営だけでなくいく つかのプロジェクトも抱えていてプロジェクトでも常に色々なことを考えています。 私が大変ではないか、と質問をすると「時には孤独を感じることもあるけれど、茶畑を毎日歩いて、自然と向き合うと大変なことも忘れるし、私は今の生活を楽しんでいるよ。自分がやっていることで周りの人が幸せと 感じることが一番嬉しい」という答えが返ってきました。
彼だからこそマカイバリ茶園が発展していくのだろう、と思いました。
*下記HPアドレスに「茶園の取り組み」についてラジャ・バナジー氏自ら が、エコツアー参加者、及び講演会参加者の質問に応えておりますので、 ご参考にしていただけましたら幸いです。
1)エコツアー参加者の皆さんからのお便り&ラジャさんからのお返事
(その1)
http://www.makaibari.jp/projects/ecotour2004_report6.html
(その2)
http://www.makaibari.jp/projects/ecotour2004_report7.html
2)2005年来日講演記録・質疑応答
http://www.makaibari.co.jp/sekai/kouenkiroku20054.html
【写真コーナー】
◎馬に乗るラジャ氏
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/21911.JPG
◎事務所を出発するラジャ氏
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/21912.JPG
◎テイスティング風景
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/21913.JPG
◎ミーティング風景。毎日、茶摘み状況と翌日の茶摘みについて話し合いがなされます。
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/21914.JPG
■□■ イ ン タ ー ネ ッ ト ショ ッ プ か ら の お 知 ら せ ■□■
いつもマカイバリ紅茶のインターネットショップをご利用頂き、誠にあ りがとうございます。
夏摘み紅茶セカンドフラッシュが好評です。 多くの注文をいただき、在庫が少なくなり間もなく第2便も到着します。
◎ マカイバリ茶園の夏摘みセカンドフラッシュ入荷!
◎
旬の紅茶「夏摘み紅茶セカンドフラッシュ」は大変に好評です。是非、お試 しください。 夏摘み紅茶シルバーティップスの入荷が遅れています。7月下旬入荷予定です。よい茶葉が出来るのを待っていました。現在製造中です。
◎2006年マカイバリ茶園シルバーニードルズ◎ http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/silverneedles.html
◎2006年夏摘み紅茶セカンドフラッシュ ヴィンテージ・マスカテル ◎ http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/natsuvintage.html
◎2006年夏摘み紅茶セカンドフラッシュ・スタンダード ◎ http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/natsustandard.html
◎2006年マカイバリ茶園ピオニーホワイト ◎
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/peonywhite.html
◎2006年マカイバリ茶園釜炒り緑茶 ◎
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/greeleaf.html
◎2006年マカイバリ茶園烏龍茶 ◎
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/oolongtea.html
◎2006年コンドリ茶園 夏摘みセカンドフラッシュ・アッサム紅茶 ◎
オーソドックス・リーフ (ミルクティーにおすすめ)
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/assam.html
CTC(チャイにおすすめ)
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/assamctc.html
■□
■ 編 集 後 記 ■□□
大人気!南インド料理レストラン「サガール」 。 インドにいる時は1日に1回はインド料理を食べていました。私の好きな料理は南インド料理です。 家の近くにある南インド料理レストラン「サガール」はいつも大盛況。 ベジタリアンとノンベジタリアンの2つの形態がありますが、私はいつも ベジタリアンのレストランに入ります。 お薦めは米と豆をつぶしてできているクレープ状の「ドサ」です。
http://makaibari.tea-nifty.com/blog/2005/08/post_2039.html
インドの人の夕食時間は遅く、私が食べ終えて夜9時に外に出ると外は行 列になっていました。 http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/21915.JPG
暑くて外に出るのもおっくうな時はデリバリーが便利! 何度もお世話になりました。電話をしてから30分以内に届けてくれます。
http://makaibari.tea-nifty.com/blog/2006/06/post_070d.html
すべてビニールに入って届けられるところがインドらしいです。
〜つづく〜
ではまた来週
ご意見・ご感想お待ちしております。
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