マカイバリ紅茶農園から届く紅茶のメールマガジン「マカイバリ茶園通信」。マカイバリ茶園主からの手紙や、マカイバリ茶園の紅茶のこと、シュタイナーのバイオダイナミック農法、そしてニューデリー駐在員からのインド情報など、旬の話題を盛りだくさんでお届け中です!
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ブログ:「マカイバリ紅茶日記」
ダージリン・マカイバリ紅茶通信
218号 2006年7月3日
マカイバリ茶園訪問記:夏編〜マカイバリ茶園を歩いて〜
▼スタッフより▼ From New Tokyo office
:
こんにちは!マカイバリジャパン@東京オフィスの石井道子です。
デリーから東京に戻ってきました。デリーも暑かったですが、東京も梅雨でじめじめしている暑さに驚きました。でも、マカイバリ茶園でしっか りと英気を養ってきましたので日本の暑さに負けずに頑張ろうと思います。 夏摘み紅茶セカンドフラッシュのご注文を多くいただきましてありがとうございます。季節ごと、そして年度ごとに味と香りが異なるマカイバリ茶園の紅茶。ワインと同じように、年度ごとに出来具合を楽しむのも紅茶の楽しみ方の一つです。 干ばつによる水不足にも負けない味と香りを作り出した2006年の夏摘み紅茶セカンドフラッシュ。グリーンフライにより作り出されたマスカットの香 りも健在です。マカイバリらしい夏摘みセカンドフラッシュです。 是非お試しください。
*お中元の時期になりました。発送代行を承っておりますので下記アドレスのページをご参考にしていただき、ご注文をいただけましたら幸いです。ご予算をお知らせいただけましたら詰め合わせをさせていただきます。1〜2日以内に発送代行いたします。
http://www.makaibari.co.jp/shopping/set/original.html
▼ 目 次 ▼
◎マカイバリジャパン通信◎
「マカイバリ茶園訪問記:夏編」
◎インターネットショップより ◎
「2006年夏摘み紅茶セカンドフラッシュ入荷!」
◎ 編 集 後 記 ◎
暑さの中での商売「水編」
■□■ マ カ イ バ リ ジャ パ ン 通 信 ■□■
◆
マカイバリ茶園訪問記 夏編 Vol.2◆
〜マカイバリ茶園を歩いて〜
マカイバリ茶園滞在2日目。朝、ラジャ氏から「今日はヒョウを見に行 こう!」と言われました。マカイバリ茶園の原生林にはトラやヒョウが生息しています。私が「本当に?」と聞くと 「もちろん!」といつもの ラジャ氏の口調で返答がきました。
朝のミーティングを終え、ラジャ氏は1リットルの水を用意し、トレッキング用の靴に履き替えました。私は普通のスニーカーでしたが、茶園散策に出発。 事務所から少し歩くとすぐに茶園に入ります。前日の雨のお陰で、茶葉が輝いていました。最初に目にしたのは紅茶の苗木を植えている人たちです。 マカイバリ茶園には230万本近くの紅茶の苗木が植えられていますが、 毎年自然災害や寿命で1割近くがダメージを受けるので、新しい苗木を植えます。植えた苗木は新芽が芽吹くまで約3年かかります。 マカイバリの自然環境の中で、また美味しい紅茶を作り出してくれるのでしょう。
ラジャ氏は自分のペースで起伏のある茶畑をどんどん歩いていきます。 途中鳥が上を飛び、美しい声を出すとあれは何という鳥だよ、と教えてくれました。また、足元には蜘蛛やバッタなどが出てきます。踏まないよう に気をつけて歩きます。 茶園の人が飼っている犬もなぜか私たちの後ろからついてきました。ラ ジャ氏も犬もマカイバリ茶園の土地を知り尽くしているように、目的地に向かってどんどん歩いていきます。 今回、歩いたところは今まで私が来たことがない場所でした。茶畑を過 ぎると、ジャングルのようなところに入りました。亜熱帯地域ならではの 木や植物が生息しています。 ふと、「ここは茶園なのだろうか」という気持ちになりました。 太陽が出てきて、汗も出てきました。ラジャ氏が1リットルの水を持ってきたのも理解できました。
マカイバリ茶園の広さは670ha。毎日ラジャ氏も含めて5人がそれぞれ違 う区域を半日かけて見てまわるそうです。ラジャ氏は一人で自然の中を歩き、自然と対話をすることによって気持ちを落ち着かせるそうです。これだけの広さの茶園を毎日見てまわるということは並みの人では中々出来ないことだと思いました。
歩き続けること3時間半。私の息もだんだんと荒くなり、かなり疲れてきました。ラジャ氏は「あそこにヒョウがいるんだよ」と前方の山を指差 しました。これもマカイバリ茶園の敷地なのか、と思うくらいの大きな山 には、茶畑はなく、木で覆われていました。 この距離ならば、ヒョウが動くと分かります。ここはレンジャー部隊と いう、動物や植物を観測する専門の人たちしか入りません。 20分ほどヒョウが姿を見せるのを待ちましたが、残念ながらヒョウは現れませんでした。きっと、私たちの足音に気付いていたのでしょう。でも、 マカイバリの自然を充分の堪能できました。
森、植物、動物そして人間が それぞれ役割を持ち、有機的に結びついてひとつの生態系をつくっている世界がマカイバリ茶園です。 森はがけ崩れを防ぎ、木は日陰や鳥たちを呼び寄せます。虫たちは紅茶 にエッセンスを与えます。 虫を食べる虫。それを食べる鳥。そして動物たち。糞は土に戻って、微 生物たちの食べ物になります。ひとつでも欠けるとバランスが崩れてしまいます。 美味しい紅茶がつくられる背景には、自然の力が大きいことを実感しま した。 つづく
【写真コーナー】
◎紅茶の苗木を植える女性
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◎私たちについてきた犬
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◎紅茶の葉にとまるてんとう虫
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◎ジャングルの中にたつラジャ氏
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◎ヒョウが生息する森
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■□ ■ イ ン タ ー ネ ッ ト ショ ッ プ か ら の お 知 ら せ ■□ ■
いつもマカイバリ紅茶のインターネットショップをご利用頂き、誠にあ りがとうございます。
◎ マカイバリ茶園の夏摘みセカンドフラッシュ入荷! ◎
旬の紅茶「夏摘み紅茶セカンドフラッシュ」大変に好評です。是非、お試しく ださい。夏摘み紅茶シルバーティップスは間もなく入荷します。
◎2006年マカイバリ茶園シルバーニードルズ◎ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
マカイバリ茶園の紅茶の中で、一番グレードの高い茶葉が「シルバー ニードルズ」。特別に限られた茶畑の新芽を中心に、熟練された茶摘み女性によって満月の日に手摘みされました。2003年7月14日、コルカタ (旧カルカッタ)で開かれていたティーオークションで、歴代最高値を記 録した紅茶です。
今回お届けする2006年摘みも、2003年の歴代世界最高値を記録した茶葉と 同様、綿毛に包まれきらきらと輝くふくよかな新芽、高級玉露を想わせると ろみのある甘味、部屋中を包み込むような広がりを感じさせる香り高い紅茶 に仕上がりました。
□ グレード FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 茶摘み時期 2006年5月13日
□ 価格 100g 木箱入り 15,750円
50g 木箱入り 8,400円
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/silverneedles.html
◎2006年夏摘み紅茶セカンドフラッシュ ヴィンテージ・マスカテル ◎ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 一年のうちで最もエネルギッシュな茶葉が収穫される夏摘み紅茶セカンドフ ラッシュ。マカイバリ茶園の名を世界に有名にしたのも「夏摘み紅茶セカンドフ ラッシュ ヴィンテージ・マスカテル」です。ウンカの一種であるグリーン フライが茶畑に飛来し、茶葉をかじった部分が自然発酵をおこすことによって、 最も良質な紅茶を造り上げます。
ファーストフラッシュと比べると、まろやかさが増し、味に深みがあり ます。2006年は、果実の華やかな香りが一段と色濃く表現されています。 一年を通してお客様からご指名を受ける商品です。
□ グレード FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 茶摘み時期 2006年6月上旬
□ 価格 100g 木箱入り 3,150円
100g布袋入り 3,150円
100g アルミチャック入り 2,835円 (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/natsuvintage.html
◎2006年夏摘みセカンドフラッシュ・スタンダード ◎ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
毎日紅茶を多く飲まれている方におすすめしているのがスタンダードです。 一芯二葉を中心に手摘みされた高級茶葉です。 シルバーティップスやヴィンテージが特別に限られた地区で茶摘みされ たのに対して、スタンダードはそれ以外のところで茶摘みされ、毎日つくら れる茶葉の中で最も良い茶葉をスタンダードとして出荷しています。
2006年の夏摘みスタンダードはしっくりと落ち着いた味の中に、まろや かさが表現されています。毎日、美味しくて安全な紅茶をお召し上がり頂 きたい方にお薦めの紅茶です。アイスティーにも最適です。
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/natsustandard.html
◎2006年マカイバリ茶園ピオニーホワイト ◎ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
中国の白茶をイメージして造られた「マカイバリ茶園ピオニーホワイト」。 特別に限られた茶畑の一芯二葉を手摘みし、マカイバリ茶園独自の製法で造 られました。
低温の湯で時間をかけてゆっくり茶葉を広げると、芳醇で甘い香りが漂い ます。ハーブティーのような華やかな味でありながら落ち着いた味を持ち、 そして高級な玉露のようなとろみのある甘さです。
□ グレード FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 茶摘み時期 2006年6月上旬
□ 価格 50g アルミチャック入り 2,835円 (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/peonywhite.html
◎2006年マカイバリ茶園釜炒り緑茶 ◎ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
週刊朝日の「取り寄せ便」にも紹介されたマカイバリ茶園釜炒り緑茶。 春摘みの時にも入荷しましたが、在庫が少なくなったために再注文をしま した。
マカイバリ茶園紅茶と同じ茶葉で製法を変えてつくられました。玉露を 思わせる、とろみのある甘味が特徴です。口に含んだ後、味と香りが膨ら んでいくのがわかります。渋み、えぐみがありません。 ヨーロッパでは、マカイバリ茶園釜炒り緑茶に、自分の好きなハーブを いれてハーブティーとして飲まれています。皆様もお試しください。
□ グレード FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 価格 100g アルミチャック入り 1,890円 (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/greeleaf.html
◎2006年マカイバリ茶園烏龍茶 ◎ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
マカイバリ茶園烏龍茶は、マカイバリ紅茶と同じ茶樹から茶摘みされ、 半発酵でつくられました(紅茶は全発酵)。マカイバリ茶園烏龍茶の人気は高く、昨年最も早くに完売をしてしまいました。 マカイバリ紅茶と同じ有機栽培でつくられているので、まろやかで後味がさっぱりしています。 ダージリン産の烏龍茶(ウーロンティー)は 世界でも珍しく、また、ダージリン・オーガニック(有機)烏龍茶は、 大変貴重なお茶です。
□ グレード FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 価格 100g アルミチャック入り 1,890円 (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/oolongtea.html
◎2006年コンドリ茶園 夏摘みセカンドフラッシュ・アッサム紅茶 ◎ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ミルクティーやチャイにふさわしいアッサム紅茶。ラジャ氏の友人でも あるプロのティーテイスターが、マカイバリジャパンのために良質のアッサム紅茶を選んでくれました。
コンドリ茶園はヨーロッパ、アメリカからの需要が高く、2ヶ月前から予約をしないと売り切れてしまうほどです。 アッサム地方でも今年の干ばつは深刻で、やっとの思いで購入できた良質の茶葉です。マカイバリ茶園と理念を共にする、オーガニック認定のアッサム紅茶。オーガニックならではのまろやかな味をミルクティーでお楽しみく ださい。
ご注文はこちらから
オーソドックス・リーフ (ミルクティーにおすすめ)
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CTC(チャイにおすすめ)
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/assamctc.html
■□■ 編 集 後 記 ■□■
From New Delhi office
暑いデリーではある商売が大繁盛。それは「水」です。屋台方式で、 移動式の水が入った手押し車を街で目にします。 コップ1杯約1円の水屋さんには次から次とお客さんがきます。 水にライムを搾って飲むと清涼感溢れます。
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2196.JPG
何度も飲みたい誘惑にかられましたが、ここはぐっと我慢。外国人であ る私にとって生水は厳禁。飲むと大変なことになります。 そこで私が買うのは、ペットボトルに入ったミネラルウォーターです。 かなり冷えた水が買えます。暑いデリーの街で冷たい水を飲むと生き返ります。
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2197.JPG
マカイバリ茶園でも紅茶の茶樹たちは恵みの雨を待っていました。 デリーの街でのどが渇くと、マカイバリ茶園の干ばつを思い出しました。
ではまた来週
ご意見・ご感想お待ちしております。
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インドを旅したことはあるけれど、
インドで生活している日本人はどんな生活しているんだろう。
もしかしたら、旅行者の知らないインドを知っているかも!
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ニューデリーオフィスの石井吉浩をはじめ、
インドに駐在している日本人の方々が体験したインドを、
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