ダージリン・マカイバリ紅茶農園から届く、紅茶のメールマガジン「マカイバリ紅茶通信」

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マカイバリ紅茶通信

マカイバリ紅茶農園から届く紅茶のメールマガジン「マカイバリ茶園通信」。マカイバリ茶園主からの手紙や、マカイバリ茶園の紅茶のこと、シュタイナーのバイオダイナミック農法、そしてニューデリー駐在員からのインド情報など、旬の話題を盛りだくさんでお届け中です!

 

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ダージリン・マカイバリ紅茶通信
217号 2006年6月25日   
マカイバリ茶園訪問記:夏編〜旱魃の後の恵みの雨〜


▼スタッフより▼          From New Tokyo office
: 
   こんにちは!マカイバリジャパン@ニューデリーオフィスの石井道子です。
   昨夜、マカイバリ茶園(ダージリン)・コルカタ出張からデリーに戻って きました!出発前も暑かったデリーですが、ここ数日は雨が降らないために 更に暑くなっていました。暑さには強い私ですが、今日の日中は45度近くも あり流石にじっとしていても頭がフラフラとしていました。  マカイバリ茶園は標高1300mのところにあり、とても涼しかったです。 ダージリン地方はイギリス人によって避暑地として開発されました。マカイ バリ茶園滞在中は暑さを忘れてた程です。ラジャさんから先ほど電話があり、 デリーが暑いことを話したら「またマカイバリ茶園に戻っておいで!」と言われました。直ぐにでもマカイバリ茶園に戻りたい気持ちです。  
   今回の出張もラジャ氏やマカイバリ茶園の人々、アーユルヴェーダのバタ チャリア先生など、多くの人々と会い、私にとって実り多きものでした。  インドでは皆、誰もがあたたかく迎えてくれます。インドの人々の心の寛大さ、あたたかさにいつも心を打たれます。



▼ 目 次 ▼
◎マカイバリジャパン通信◎
  「マカイバリ茶園訪問記:夏編」

◎インターネットショップより ◎
「2006年夏摘みセカンドフラッシュ入荷!」  その他の茶葉も入荷

◎ 編 集 後 記 ◎
サッカーが好きなマカイバリ茶園の子供たち



■□■ マ カ イ バ リ ジャ パ ン 通 信 ■□■
■ マカイバリ茶園訪問記 夏編 Vol.1■  
〜干ばつの後の恵みの雨〜  

   今年のダージリン地方は昨年の10月から3月までは全く雨が降らず、4月からも雨は降ったものの5月そして6月の前半は例年以下の降水量でした。どこの茶園も降水量の少なさに頭を悩ませていました。 マカイバリ茶園でも毎日、ラジャ氏、ティーマスターのゴッシュ氏、工場長のデヴ氏は雨が降ることを祈っていたそうです。自然と向き合うことは楽 なことではありません。  ゴッシュ氏は、雨が降らない日が続いたときは夜も眠れずに、毎日毎日、 茶畑を歩き茶葉の様子や土の様子を見てまわったそうです。 「私は自分の人生を紅茶に捧げたのだから」と話す彼の姿勢は正にプロの職人です。  

   ちょうど私が茶園に来る10日前くらいから念願の雨が降り出しました。こ の恵みの雨は土に浸透していき、充分な養分を含みます。その後、太陽が出て温度が上がると夏摘みの新芽が芽吹きます。私が滞在中も朝、そして夕方 に大量の雨が降りました。  マカイバリ茶園では、他の茶園が紅茶の木のみを植えて栽培しているモノ カルチャーに対して、茶園の2倍の広さの原生林を残し、多種多様な植物や 木を植えて紅茶を栽培するパーマカルチャーを実践しています。  特に夏の時期はこれらの原生林からグリーンフライという虫が飛来し、 茶葉を少しかじることによって自然発酵がおこりマスカットの香りを醸し出 します。夏摘みのヴィンテージが「マスカテル」と呼ばれるのもこのためです。  茶葉を手で揺らすとフワっと白い小さな虫の塊が見えます。小さな小さな虫です。今回は初めてグリーンフライの成虫の撮影に成功しました。  グリーンフライの他にも、バッタや蜘蛛なども茶木の中から顔を覗かせます。  

   マカイバリ茶園の生き物たちも雨をとても喜んでいるように見えました。 茶畑の中にある木々にはちょうど鳥たちが巣をつくっている時で、色々な鳥 の声が聞こえました。 「マカイバリ茶園にまた来たんだな」と茶畑を歩き、自然の中に身を置いたとき、体の中から実感しました。  例年よりも降水量の少なかった今年。しかし、マカイバリ茶園の茶木は少しくらいの水不足にも動じず、香り豊かな紅茶を造り上げてくれました。  バイオダイナミック農法の調合材や、マルチングなど、常日頃から土作り に力をいれてきたことが、水不足を乗り越えられた、とラジャ氏は語ってい ました。  念願の雨が降った後に茶摘みされた今年のセカンドフラッシュは日本のマカイバリジャパンに到着しています。  是非、マカイバリ茶園より届いた夏の香り、味をお楽しみください!                                 つづく


【写真コーナー】
◎雨が降った後に芽吹いた新芽  
間もなくマカイバリジャパンに到着するシルバーティップスはこの茶葉でつくられました。
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2181.JPG
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2182.JPG http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2183.JPG

◎茶摘み女性  熟練されたマカイバリ茶園の女性たちがひとつひとつ一芯二葉を丁寧に茶摘みします。
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2184.JPG
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◎グリーンフライ  
ほとんど目に見えないグリーンフライ。成虫をカメラにおさめることができました。
写真の真ん中の茎にとまっている黄緑色の塊がグリーンフライ です。
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◎テイスティングルーム   
ラジャ氏は毎日できあがった茶葉をこの部屋でテイスティングしています。
マカイバリジャパンには最も良い茶葉を選んで送ってくれます。
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◎茶園主ラジャ氏  
ラジャ氏は、毎日茶畑を歩き、茶園のコミュニティーの人々とコミュニケーションをとっています。
写真の男の子はクラスで1番の成績をとったのでラジャ氏にほめられているところです。
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2189.JPG




■□ ■  イ ン タ ー ネ ッ ト ショ ッ プ か ら の お 知 ら せ ■□ ■
  お待たせしました。2006年夏摘みセカンドフラッシュが入荷しました!  
  入荷したのは2006年シルバーニードルズ、夏摘みセカンドフラッシュヴィン テージ・マスカテル、スタンダード、ピオニーホワイト、緑茶そして烏龍茶 です。  その他、SKAL認定オーガニック コンドリ茶園アッサム紅茶も入荷してい ます! 夏摘みシルバーティップスは間もなく入荷します。



◎2006年マカイバリ茶園シルバーニードルズ◎
   マカイバリ茶園の紅茶の中で、一番グレードの高い茶葉が「シルバー ニードルズ」。特別に限られた茶畑の新芽を中心に、熟練された茶摘み女性によって満月の日に手摘みされました。2003年7月14日、コルカタ (旧カルカッタ)で開かれていたティーオークションで、歴代最高値を記 録した紅茶です。  
   今回お届けする2006年摘みも、2003年の歴代世界最高値を記録した茶葉と 同様、綿毛に包まれきらきらと輝くふくよかな新芽、高級玉露を想わせると ろみのある甘味、部屋中を包み込むような広がりを感じさせる香り高い紅茶 に仕上がりました。
□ グレード  FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 茶摘み時期 2006年5月13日
□ 価格  100g 木箱入り 15,750円
        50g  木箱入り 8,400円
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/silverneedles.html


◎2006年夏摘み紅茶セカンドフラッシュ ヴィンテージ・マスカテル ◎
   一年のうちで最もエネルギッシュな茶葉が収穫される夏摘み紅茶セカンドフ ラッシュ。マカイバリ茶園の名を世界に有名にしたのも「夏摘み紅茶セカンドフ ラッシュ ヴィンテージ・マスカテル」です。ウンカの一種であるグリーン フライが茶畑に飛来し、茶葉をかじった部分が自然発酵をおこすことによって、 最も良質な紅茶を造り上げます。    
   ファーストフラッシュと比べると、まろやかさが増し、味に深みがあり ます。2006年は、果実の華やかな香りが一段と色濃く表現されています。 一年を通してお客様からご指名を受ける商品です。
□ グレード  FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 茶摘み時期  2006年6月上旬
□ 価格   100g 木箱入り 3,150円 
        100g布袋入り 3,150円
         100g アルミチャック入り 2,835円   (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/natsuvintage.html


◎2006年夏摘みセカンドフラッシュ・スタンダード ◎
   毎日紅茶を多く飲まれている方におすすめしているのがスタンダードです。 一芯二葉を中心に手摘みされた高級茶葉です。  シルバーティップスやヴィンテージが特別に限られた地区で茶摘みされ たのに対して、スタンダードはそれ以外のところで茶摘みされ、毎日つくら れる茶葉の中で最も良い茶葉をスタンダードとして出荷しています。  
   2006年の夏摘みスタンダードはしっくりと落ち着いた味の中に、まろや かさが表現されています。毎日、美味しくて安全な紅茶をお召し上がり頂 きたい方にお薦めの紅茶です。アイスティーにも最適です。
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/natsustandard.html


◎2006年マカイバリ茶園ピオニーホワイト ◎
   中国の白茶をイメージして造られた「マカイバリ茶園ピオニーホワイト」。 特別に限られた茶畑の一芯二葉を手摘みし、マカイバリ茶園独自の製法で造られました。    
   低温の湯で時間をかけてゆっくり茶葉を広げると、芳醇で甘い香りが漂い ます。ハーブティーのような華やかな味でありながら落ち着いた味を持ち、 そして高級な玉露のようなとろみのある甘さです。  
□ グレード  FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 茶摘み時期  2006年6月上旬
□ 価格   50g アルミチャック入り 2,835円       (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/peonywhite.html


◎2006年マカイバリ茶園釜炒り緑茶 ◎
   週刊朝日の「取り寄せ便」にも紹介されたマカイバリ茶園釜炒り緑茶。 春摘みの時にも入荷しましたが、在庫が少なくなったために再注文をしま した。
   マカイバリ茶園紅茶と同じ茶葉で製法を変えてつくられました。玉露を 思わせる、とろみのある甘味が特徴です。口に含んだ後、味と香りが膨ら んでいくのがわかります。渋み、えぐみがありません。  ヨーロッパでは、マカイバリ茶園釜炒り緑茶に、自分の好きなハーブを いれてハーブティーとして飲まれています。皆様もお試しください。
□ グレード  FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 価格   100g アルミチャック入り 1,890円       (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/greeleaf.html


◎2006年マカイバリ茶園烏龍茶 ◎
   マカイバリ茶園烏龍茶は、マカイバリ紅茶と同じ茶樹から茶摘みされ、 半発酵でつくられました(紅茶は全発酵)。マカイバリ茶園烏龍茶の人気は高く、昨年最も早くに完売をしてしまいました。  マカイバリ紅茶と同じ有機栽培でつくられているので、まろやかで後味がさっぱりしています。 ダージリン産の烏龍茶(ウーロンティー)は 世界でも珍しく、また、ダージリン・オーガニック(有機)烏龍茶は、 大変貴重なお茶です。
□ グレード  FTGFOP-1S (最高級グレード:特別に限られた茶畑の一芯二葉)
□ 価格   100g アルミチャック入り 1,890円          (すべて税込み価格)
ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/oolongtea.html


◎2006年コンドリ茶園 夏摘みセカンドフラッシュ・アッサム紅茶  ◎
   ミルクティーやチャイにふさわしいアッサム紅茶。ラジャ氏の友人でも あるプロのティーテイスターが、マカイバリジャパンのために良質のアッサム紅茶を選んでくれました。
   コンドリ茶園はヨーロッパ、アメリカからの需要が高く、2ヶ月前から予約をしないと売り切れてしまうほどです。  アッサム地方でも今年の干ばつは深刻で、やっとの思いで購入できた良質の茶葉です。マカイバリ茶園と理念を共にする、オーガニック認定のアッサム紅茶。オーガニックならではのまろやかな味をミルクティーでお楽しみく ださい。
ご注文はこちらから
オーソドックス・リーフ (ミルクティーにおすすめ)
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/assam.html

CTC(チャイにおすすめ)
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/assamctc.html  



■□■ 編 集 後 記 ■□■              From New Delhi office
  マカイバリ茶園滞在中はまさにワールドカップの真っ只中。マカイバリ茶園 の子供たちはサッカーが大好き。デリーでは今ひとつ盛り上がらなかったワールドカップでしたが、マカイバリ茶園では子供たちが日中はサッカーをし、夜 はテレビに熱中。 一番に応援している国はブラジル。そして私がいるためか、2番目は日本を応援してくれていました。日本VSクロアチアの試合の時は、日本が負けて、とても残念がってくれました。ラジャ氏も「日本はテクニックは素晴らしいが、ブラジルはサッカーを 魂でプレイをしている」と話していました。マカイバリ茶園の中にも素晴 らしいサッカーの才能を持っている7歳の男の子がいるそうですが、ラジ ャ氏は彼の才能を早い段階から気付き、インドにあるサッカーの強い学校 に入学するようにするそうです。  マカイバリ茶園からも将来はサッカー選手が誕生することでしょう。楽しみです。

【写真】
◎サッカーを楽しむ子供たち
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/makaibari/2180.JPG

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